慶応大・大久保秀昭監督が退任、JR東日本の堀井哲也監督就任で入部選手がどうなるか

東京六大学リーグの日程が終了し、慶応大が優勝した。2015年から指揮を執ってきた大久保秀昭監督は任期途中だが退任し、来年からJX-ENEOSの指揮を執る。

2016年秋以降全て勝ち点4

2015年から指揮を執った大久保秀昭監督は、2016年秋に勝ち点4で2位となると、今季も含めて6季連続で勝ち点4となり、2017年秋と2018年春には連覇、今季は3度目のリーグ制覇を達成した。

まだ任期途中ではあるが、大久保監督は「明日正式にあると思います。選手には言いました」と話し、退任する事がすでに決まっている。勝ち点5の完全優勝を狙った早慶戦だったがサヨナラで敗れ「また勝ち点4か」と話したものの、「成績や勝率の判断は、皆さんにお任せします。かわいい学生たちがいて、吹っ切れて、この秋を迎えられました」と話し、「やられて終わりではなく、もう一度、この神宮で優勝を目指す」とこの日の悔しさをバネに全国制覇を目指すと宣言した。

大久保監督は退任後にはJX-ENEOSの監督に就任するという。JX-ENEOSは大久保監督の元で2012年、2013年に都市対抗連覇をしたが、近年は都市対抗への出場も難しい状況が続いていた。古巣を救うために来年からは再び社会人野球の場で戦う事になる。

そして後任にはJR東日本の堀井哲也監督が就任する。堀井監督は2011年にJR東日本を都市対抗優勝導いているが、今年まで10年連続で都市対抗本戦出場をしている。また、三菱自動車岡崎時代には山口和男投手や竹原直隆選手、福川将和選手など、またJR東日本では2005年の松井光介投手をプロに送り出すと、巨人の寺内選手、西武の十亀投手、広島の田中広輔選手などを次々と輩出し、今年のドラフト会議でも太田龍投手が巨人に2位で指名され、2011年から9年連続でプロ野球選手を輩出している。

慶応大は法政大や明治大のように、全国各地から注目の高校生を集めるのではなく、基本的に慶応の系列高校からの選手が中心となっているが、堀井監督はJR東日本で、プロも注目する高校生を次々と入部させ、2016年には北海道日本ハムがドラフト6位で指名した山口裕次郎投手(履正社)もプロの指名を断りJR東日本に入部している。特に投手陣はプロもうらやむような選手を抱えている。

堀井監督の就任で、慶応大野球部の入部選手がどのように変わってくるか、そしてどんな選手を育てていくのか注目したい。

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任期途中の異例となる退任の背景には、古巣・JX―ENEOS立て直しへの期待がある。今年、同社は都市対抗西関東予選の代表決定リーグ戦で敗退。社会人日本選手権では2回戦で敗れるなど、近年は低迷している。12、13年と都市対抗2連覇に導いた名将の手腕に、復活が託された形だ。後任は慶大OBでJR東日本の堀井哲也監督(57)が有力視されている。

プロ野球の近鉄に在籍した大久保監督は、JX-ENEOS監督として都市対抗大会を3度制覇。2015年春からの10シーズンで慶大を3度のリーグ優勝に導いた。この日の早大戦に敗れた後に退任を表明し、最後の采配となる明治神宮大会(15日開幕)に向け、「(早大に)やられて終わりではなく、もう一度、この神宮で優勝を目指す」と決意を示した。

15年から母校・慶大で指揮を執った。5年10季で3度の優勝。選手たちには前日に伝えたという。「成績や勝率の判断は、皆さんにお任せします。かわいい学生たちがいて、吹っ切れて、この秋を迎えられました」と話した。


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