中日がドラフト2位で指名した駒澤大・鵜飼航丞選手が、ドラフト当日の試合から3試合連続ほなるホームランを放った。この秋はこれで4本目。
ドラフトが少し遅い時期だったら
日大の先発・赤星優志投手は、同じセ・リーグの巨人からドラフト3位で指名されており、プロの舞台でもこれから何度も対戦する相手になるかもしれない。鵜飼航丞選手は「負けたくない気持ちはありました」と初回の打席に入った。
2アウト3塁の場面で、初球はインコースにストレートで攻められた。しかし、「初球内角だったので、次は外だなと張っていた。変化球を張って、一発で仕留めようと思いました」と外角の変化球を狙うと、真ん中の低めに入ったカットボールを、うまくすくって打球は左中間の深いところのスタンドに運ばれた。「真芯を食ったので感触は良かったが、逆風だったので入って良かったです」と話した。赤星投手も「高さは良かったので、ホームランにされるとは思ってなかった」と話した。
鵜飼選手は、この日のようにゆるい球に合わせて軽くバットに当てても、パワーでスタンドまで運ぶ力がある。中日はドラフト2位で鵜飼選手を指名しているが、視察した正津スカウトは、「崩されず、下半身の粘りでうまく打っていた。芯に当たれば入る。」と話し、「ドラフトが少し遅い時期だったら1位じゃなきゃ取れなかった」と笑った。
今年はドラフト会議が10月11日に行われ、東都リーグもまだ秋季リーグの中盤だった。鵜飼選手はドラフト当日の10月11日の試合でホームランを放つと、この日までに3試合連続ホームランを放っている。昨年も神奈川大学秋季リーグで8本塁打を放った渡部健人選手が埼玉西武にドラフト1位で指名されているが、もし、今年もドラフト会議が例年通り20日以降に行われていたら、鵜飼選手も1位で指名されていたかもしれない。
駒澤大の今季の残りは1試合、注目スラッガーの目安となる1シーズン5本塁打まであと1本を打って、プロの舞台への羽ばたきたい。
これで秋季リーグはトップの4本塁打。特にドラフト当日から3戦連発と勢いが止まらない。この活躍には正津スカウトも「崩されず、下半身の粘りでうまく打っていた。芯に当たれば入る。ドラフトが少し遅い時期だったら1位じゃなきゃ取れなかった」と目を丸くした。
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