東京ヤクルトが、沖縄大の151キロ右腕・仲地礼亜投手をドラフト上位候補にリストアップしていることがわかった。
上位候補
東京ヤクルトは、10月6日に行われた九州地区大会の鹿児島大戦を小川GMと橿渕スカウトグループデスクが視察し、仲地礼亜投手にチェックを行った。小川GMは「右打者の内角にしっかりと投げられる制球力があり、まとまっている」と評価すると、橿渕聡スカウトグループデスクも「球も速いし、スライダーやフォークなど変化球のバランスもいい。潜在能力が高く伸びしろもある」と高く評価をしていた。
この日は九州地区大学野球選手権が行われ、仲地投手は九州産業大を相手に先発、最速148キロの速球と得意のスライダーで12個の三振を奪う快投を見せた。9回2失点だったが、九産大もプロ注目の渡辺翔太投手が登板し、4回を無失点に抑えるなど完封リレーで、九産大が2-0で沖縄大に勝利した。
ドラフト候補同士の投げ合いにこの日は10球団のスカウトが視察、福岡ソフトバンクは2人態勢で視察したが、仲地投手について加藤スカウトは「今年一番の投球だった。キレのあるスライダーを投げる素晴らしい投手」と評価した。また、中日の三瀬スカウトも「スピードもあるし、変化球もうまく決められる。ドラフトでも上の方で消えると思う」と評価した。
投げあった渡辺投手も、「仲地くんは思っていた以上に凄い球を投げていた。ともにプロにすすんで高め合いたい」と話し、プロの舞台で対戦することを望んだ。
ドラフト会議では仲地投手は2位前後で指名されそうだ。
仲地12K 10球団に猛アピール ー 西日本スポーツ紙面
今月6日に鹿児島で行われた九州地区大会・準々決勝で1失点完投した鹿児島大戦を視察した小川淳司GMは「右打者の内角にしっかりと投げられる制球力があり、まとまっている」と評価。橿渕聡スカウトグループデスクも「球も速いし、スライダーやフォークなど変化球のバランスもいい。潜在能力が高く伸びしろもある」と将来性も含め期待する。
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