福岡ソフトバンクがドラフト2位で指名した神奈川大の庄子雄大選手が、大学野球最後の試合となった。
打撃の課題
横浜市長杯では同じ神奈川大学リーグの横浜商大と対戦したこの日、庄子雄大選手は4打数ノーヒットに終わり、試合も1−4で敗れて大学最後の試合となった。「自分の結果がチームの勝敗に直結すると思っていた。チームに申し訳ない。自分の力不足です」と話した。
庄子選手は50m5秒7という驚異的なスピードがあり、盗塁成功率も9割を超えるなど大きな武器がある。またショートの守備も良く、瞬発力を活かして横の打球にも飛びついて止め、球の扱いも十分にできており、送球も悪くない。本人も「自信を持っているからこそさらに磨いていきたい」と話すように、守備と足でプロでもレギュラーになれる選手だと思う。この日も視察した福岡ソフトバンクの松本担当スカウトも、「課題もありますが、やはり守備ではスローイングの強さが彼の良いところ。即戦力として期待しています」と話す。
しかし打撃についてはやや課題がある。リーグ戦では通算記録を更新する116安打を放っているが、この日のようにタイミングが合っていない時に安打が止まる。この日は試合終了後に「スカウトさんや球団が評価してくれたけど、まだまだプロのレベルと比べたら全然低い。打撃に関しては伸びしろがたくさんある。この冬しっかり振り込んでプロの世界で通用するようなバッターになりたい」と話し、「プロ入るまで2か月くらい時間がある。少し体を休めてからレベルアップして自主トレに挑みたい。」と話した。
プロでは1軍で.250くらい打てれば、足と守備によってレギュラーを取れるのではないかと思うので、まずはそこを目指したい。
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