近畿学生野球春季リーグでは、大阪工業大が阪南大に1-6で敗れ、初戦を落とした。チームが苦戦となったが、今秋のドラフト候補に挙がる大工大の主軸・岡田光平外野手(4年=報徳学園)が「3番・右翼」でスタメン出場すると、適時二塁打を含む2安打1打点の活躍を見せ、ネット裏に集結したNPB5球団のスカウト陣にアピールした。184センチ90キロの恵まれた体があり、名門・報徳学園時代には届かなかったプロの舞台へと、自らのバットで道を切り拓こうとしている。
「大谷流」で目覚め、直球を仕留めた適時二塁打と進化したスイング
岡田光平選手はこの日、0-2で迎えた6回1死二塁の第3打席で、相手投手が投じた初球のストレートを迷わず振り抜くと、打球は鋭い弾道で右翼線を破る適時二塁打となった。8回にも右前打を放ち、敗戦のなかで輝くマルチ安打を記録した。「(6回は)初球から直球を狙い、甘い球を仕留めることができました。今春からは『球がバットに乗る感覚がある』とドジャース・大谷選手の構え方を真似ています。体重も2キロ増の90キロに増量しました(スポーツニッポン)。」と話した。
大谷選手のような「力感のない構えからの爆発的なスイング」を追求し、今春はここまで打率.318と安定感を増している。184センチの長身を活かした飛距離に加え、状況に応じた広角への打ち分けができるようになり、視察した中日など5球団のスカウト陣にアピールをした。
報徳学園時代「背番号15」、2部リーグで誓った「大卒プロ」
岡田選手は高校時代に兵庫の名門・報徳学園でプレーしたが、3年夏の背番号は「15」。一桁番号を背負うことは叶わず、主力として甲子園の土を踏むことはできなかった。「大卒でのプロ入りを目指して大学に進学した。入学当初は2部だったので、昇格してからが勝負だと思っていました(スポーツニッポン)。」と話し、近畿学生野球連盟の2部だった大阪工業大に入学をした。
エリート街道では無かったが、大工大で才能が開花した。1年春からリーグ戦に出場し、3年時には春秋連続でベストナインを受賞。秋には首位打者のタイトルも手にした。50メートルを6秒2で走る足と、遠投110メートルの強肩を持つ大型外野手は、近畿学生リーグを代表する「看板選手」へと成長を遂げた。
「まずは全国へ」、14季ぶりの優勝を懸けたラストイヤーの誓い
ドラフト候補としての注目が集まるなかでも、岡田選手の優先順位は揺るぎない。目指すのは、2019年春以来となるリーグ優勝、そして全日本大学野球選手権の切符だ。
「進路のことよりも、まずはこの春に全国大会に出ることが一番大切(スポーツニッポン)。」主軸として、チームを勝たせる一打を目指す。力強く歩んできた軌跡は、神宮の杜へ、そしてドラフト会議へとつながっている。
【岡田 光平】 プロフィール
- 氏名: 岡田光平(おかだ・こうへい)
- 所属: 大阪工業大学(4年)
- 出身: 大阪府(ナガセボーイズ-報徳学園高卒)
- ポジション: 外野手(右翼手)
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 184cm、90kg
- 主な特徴や実績: 3年秋の近畿学生リーグ首位打者。184センチの巨体を誇る大型外野手。報徳学園高時代は控え選手だったが、大学で飛躍的に成長。大谷翔平を参考にした新フォームで今春打率3割超。5球団スカウトが注目する2026年ドラフト候補。









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