春季高校野球埼玉大会は準々決勝進出を懸けた戦いが行われ、今春のセンバツでベスト8入りを果たした名門・花咲徳栄が12-1で8回コールド勝ちを収め、ベスト8進出を決めた。次世代エース候補として期待される2年生左腕・古賀夏音樹投手が市浦和戦で先発すると、7イニングを投げて7安打を許しながらも、要所を締める投球で1失点。4回を除く毎回の8奪三振を奪う快投を披露した。エース・黒川凌大投手に続く「第2の柱」の台頭を待ち望むチームにおいて、2年生左腕が台頭してきた。
インコース攻めに岩井監督も評価
古賀夏音樹投手は4-1とリードして迎えた5回裏に、2死から連打を浴びて一、三塁のピンチとなった。しかし、岩井隆監督(56)が「収穫」と振り返るように、左打者に対して逃げることなく内角へ直球を2球。最後は外角直球で、見逃し三振に仕留めて雄叫びを上げた。
2回戦の松山戦では再三ピンチを招き、5回2/3を投げて無失点ながらも「苦しい投球」と自己分析していたが、この日はマウンド上で主導権を握り続けた。古賀投手は「(前の試合では)インコースに投げてからのアウトコースとか、コースの投げ分けがなかなかできなかった。今日、しっかり投げ込めたのは良かったです。全体的に引っ張りの打者が多いと聞いていたので、外のボールとか変化球でかわしていくイメージで投げました(日刊スポーツ)。」と、冷静な投球を見せた。
「黒川さんにはまだ遠い」
花咲徳栄はこの春にセンバツ8強入りの立役者となった絶対的エース・黒川凌大投手(3年)の存在がある。この日、好投を見せたものの、「もっと詰めていかないと黒川さんには近づけない。スピード、メンタル面を強くしたい(日刊スポーツ)。」と話す。岩井監督も安定感を認めた古賀投手の台頭は、暑い夏の戦いで黒川投手を援護する存在として非常に大きい。
試合は打線も16安打12得点と爆発。投打がガッチリと噛み合い、花咲徳栄は盤石の体制でベスト8へと駒を進めた。
【古賀 夏音樹】 プロフィール
- 氏名: 古賀夏音樹(こが・なおき)
- 所属: 花咲徳栄高校(2年)
- 出身: 埼玉県
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: キレのある直球と鋭く曲がるスライダーを操る本格派右腕。2026年春季埼玉県大会準々決勝で7回1失点8奪三振の好投。岩井監督から「攻めの投球」を高く評価される。エース黒川凌大に続く投手陣の柱として、夏の躍進が期待される2027年ドラフト候補。









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