関西独立リーグの紀州レンジャーズと06ブルズ、兵庫ブルーサンダーズがリーグ脱退届を提出し、関西独立リーグが消滅する事となった。
経営で対立
独立リーグの運営は厳しい環境である事には間違いない。しかし、四国アイランドリーグplusは今年のドラフト会議で中日に又吉克樹が2位で指名され、BCリーグは埼玉に新球団の準備を進めるなど、活気が出てきている印象を受ける。
関西独立リーグも2009年からリーグ戦を行い、開幕試合には1万人以上の観客を集めたものの、その後チームが頻繁に入れ替わり、現在は3チームでリーグ戦を行っていた。
しかし、兵庫、06ブルズと紀州のリーグ運営を巡る対立があり、この日までの3チーム全てがリーグ脱退を表明し、関西独立リーグは5年で姿を消す。
2チームは新リーグ、紀州は日本野球連盟へ申請
06ブルズと兵庫ブルーサンダーズはもう球団を加えて新リーグをの設立を目指すという。また紀州は日本野球連盟(JABA)に加盟を申請し、社会人野球のチームとなる方針を発表した。チームは現在28人がいるが、残留を表明しているのは8選手とのこと。ただし、社会人野球の規則では25人の登録選手が必要であり、元独立リーグの選手は1年間は登録ができない。チームはトライアウトを開いて選手を集めるというが、残留した選手の動向なども含めて、今後も注目される。
野球の関西独立リーグに所属する全3球団の脱退が12日までに確実となり、同リーグは事実上消滅することになった。兵庫と06ブルズは既に脱退届を提出しており、紀州もこの日、11月に他の2球団に脱退の方針を伝えていたと発表した。
関係者によると兵庫、06ブルズと紀州のリーグ運営をめぐる対立が原因という。今後は兵庫が06ブルズに新球団を加えた3球団による新リーグ設立を目指す。関西独立リーグは国内3番目のプロ野球独立リーグとして09年に発足。球団が頻繁に入れ替わるなど不安定な運営が続いていた。
関西独立リーグ・紀州レンジャーズは12日、和歌山市内で会見を行い、今季限りで同リーグを脱退したことを表明した。現在は、社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)への加盟を目指し、申請の手続きを行っている。
木村竹志理事長(52)は「他球団との意見の食い違いが一つあります」と理由を説明した。今季所属していた選手28人のうち、8人が残留を表明。JABAへの加入には25人の選手登録が必要なため、来年にもトライアウトを実施する予定。
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