BCリーグはプレーオフのファーストラウンドが行われ、神奈川フューチャードリームスが、茨城アストロプラネッツに5-4で勝利し、ファイナルラウンド進出を決めた。
茨城が最終戦
日本通運出身の茨城・大友宗選手は、日立製作所出身の151キロ右腕で神奈川のエースの安里海投手からホームランを放ち、視察するNPB複数球団のスカウトにアピールをした。「1年間通しての体の強さや投げる力、遠くへ飛ばす力を武器にしてやってきたつもりなので」と話し。プレーオフでの強さもアピールした。
しかし試合は4-5で敗れ、NPB入りを目指して社会人野球から独立リーグに移籍した1年の戦いが終わった。「1年間通して試合に出させてもらって、野球がうまくなったんじゃないかと思います。ラストチャンスというか、これでダメだったら野球も辞めようという覚悟でやってきたので、集中してやるマインドを1年間保って戦えたのは良かったと思います」と話した。
強打の捕手として注目されるが、社会人野球で2年間プレーをしており、年齢は25歳となる。NPBのスカウトは「時間はないですよね。即戦力候補として1、2年ですぐに1軍に出られるかどうか、各球団とも最終的にそこを判断すると思います。候補に入ってくるとは思いますけどね」と話し、来年、プロの1軍に出られるかどうかという高いハードルでの評価になるとした。
「悔いはありません。もし指名されなかったとしても、この選択をして良かったなと思います」と大友選手は話した。今後は、BCリーグの選抜メンバーに選ばれるとみられ、まだプロへのアピールのチャンスはある。そこでも結果を残し、やりきった形で10月24日のドラフト会議に臨みたい。
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