東京六大学では立教大の大城滉二選手が3安打を放ち、リーグ通算安打も99安打としたものの、この日は法大に敗れ笑顔は無かった。
3安打
大城滉二選手はこの日、4回にレフト前にヒット、7回には外角の球をライト前にヒット、9回にはインコースの球を引っ張り三塁線を破る2ベースヒットと、広角に3本のヒットを放った。ボールに対する対応力が非常に優れている。
これで通算安打を99安打として、同じくリーグ通算安打の新記録を目指す明大の高山俊選手にあと2本と迫った。しかし、「安打が出ても、点数に結びつかなかったので」と笑顔は無かった。
東北楽天スカウト注目続ける
この日の東京六大学は立教大vs法政大の試合のみ。しかし東北楽天は長島スカウト部長が視察し、「しぶといバッティングと思い切りの良い走塁。いろんな意味でトップレベルの選手」と高い評価をしている。
東北楽天はシニアアドバイザーの星野氏が監督時代にショートの獲得を要望しており、今でも有力な選手は獲得できていない。そして今年はその星野氏の意見もあってか、3月から沖原スカウトが大城滉二選手に密着マークを続けている。
ドラフト1位では投手も確かに欲しい所だろうが、阪神の鳥谷選手にように打てる遊撃手というのはなかなか現れない。大城滉二選手の単独1位指名があるのではと思う。東北楽天としては、あまり有名になって「他球団もドラフト1位で」という事になるのは複雑かもしれないが、それでもやはり記録達成は大いに達成してほしいだろう。
興南高校で2年生の時に甲子園春夏連覇、大学ではこれまで5季連続3割越え、そしてリーグ通算100安打に王手。アマチュア野球の歴史に名を残す選手なのは間違いなく、プロ野球でもいろいろな記録を残す選手かもしれない。
4回にスライダーを左前に運ぶと、7回には外角直球を右前打。4点を追う9回2死からは内角球をさばいて左翼線二塁打を放った。通算100安打に王手をかけ「早く打って楽になりたい」。現役トップの101安打をマークする明大・高山にも2本差に迫った。
※楽天長島スカウト部長のコメントが掲載されています。
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