北海道日本ハムは6月9日に、都内のホテルで今年3度目となるスカウト会議を開き、ドラフト指名候補を前回の140人から82人に絞り込んだ。
ドラフト1位候補は12人に
前回2月16日のスカウト会議では、投手90人、野手50人の140人をリストアップし、ドラフト1位指名候補については大渕GM補佐兼スカウト部長が「2,3人の名前が挙がりました」としていたが、この日のスカウト会議では、投手約50人、野手約30人の82人に絞り込み、ドラフト1位候補に12人をリストアップし、明治大・宗山塁内野手、青山学院大・西川史礁外野手、関西大・金丸夢斗投手の名前を挙げた。
この日は栗山CBOや木田GM代行も出席し、木田氏は「高校野球は春の大会、大学はリーグ戦が終わって、社会人も都市対抗予選が着々と進んでいる。スカウトの皆さんに見てもらって春のキャンプで話し合ったときと今で、どう変わったのかを確認しました」と話し、絞り込みの経緯について話した。また、「全日本大学選手権で評価が変わる人もいるかもしれないし、もちろん増える可能性はある」と話し、今後のスカウト活動で候補が増える可能性も示唆した。
大渕GM補佐兼スカウト部長は故障で出場が少なかった宗山選手の評価について、「変わらない。秋にやってくれればいい。ケガは仕方ない」と話し、また大学野球選手権では「西川くんと渡部くんは2人とも良い選手で同じ外野手。そういうところを比較したい」と話し、各ポジションでのランク付けをすすめていく。
ちなみにドラフト1位候補の12人は上記の3人の他の選手を予想してみると、西川選手と比較をするという渡部聖弥選手(大商大)、大学NO.1の速球派右腕・中村優斗投手(愛工大)と篠木健太郎投手(法政大)、実績十分の坂口翔颯投手(国学院大)、大型遊撃手の高校生・石塚裕惺投手、センバツで評価した今朝丸裕喜投手(報徳学園)までの9人は入っていると見られる。
他に、将来性有望な村上泰斗投手(生光学園)、川勝空人投手(生光学園)、昆野太晴投手(白鴎大足利)、清水大暉投手(前橋商)や、将来の遊撃手の候補として斎藤大翔選手(金沢)や今坂幸暉選手(大阪学院大高)、岩井天史選手(滋賀学園)などを入れているのではないかと見られる。また、小船翼投手(知徳)もスカウトが度々視察をしており、どのくらいの評価になっているのかが注目される。
北海道関連の選手は4人
また北海道関連の選手は4人が候補に入ったとした。
スカウトが視察している旭川実の田中稜真投手は確実に入っていると見られるが、他には北照の147キロ左腕・高橋幸佑投手と149キロ右腕の三浦優和投手、帯広農の181cm左腕・渋谷純希投手、北見柏陽の146キロ左腕・山内悠生投手、北星学園大付の191cm右腕・石田充冴投手、紋別の147キロ右腕・池田悠真投手など有力な高校生がいる。
大学生では選手権に出場する星槎道都大の佐藤爽投手が、また社会人・独立のカテゴリでは、くふうハヤテでエース格として投げている早川太貴投手も候補として挙がっていそうだ。
次回の会議は8月に行われる。





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