北海道日本ハムが8月27日にエスコンフィールドで今年4度目のスカウト会議を開き、ドラフト会議の指名候補選手を約90人に絞り込んだ。北海道関係者は高校生5人が入った。
U18代表にも指名候補が「結構いる」
指名候補約90人のうち、高校生は約50人、大学・社会人が約40人となったという。大渕スカウト部長は、「各担当スカウトに集まってもらって最終的に追いかけるか追いかけないかを決めました。あとは9月、10月に球団で見ましょうという話はしました。」と話し、ドラフト1位指名や上位指名などについては、「そういう話はしてません。あくまでも担当の選手を吸い上げて整理したというのが今日の大目標」と話した。
またスカウト会議に参加した木田GM代行も、ドラフト上位候補については「もちろん、それはいます。候補はたくさんいます」と話したが、「今日の会議で、これから追跡しますというところの話をしている。高校生もこの秋になって練習の中で変わる選手ももちろんいるので、そういったことも含めて、これからの追跡ですという会議」と、大渕スカウト部長と同じ説明をした。
この日、リストアップした選手を秋の戦いで追いかけ、最終的にランク付けを行い、ドラフト上位指名などを決めていくが、9月に台湾で行われるU18アジア選手権に出場する侍ジャパンU18代表について大渕スカウト部長は「結構いるんじゃないですかね」と話し、「ボーダーかなっていう選手が、ああいう大舞台で活躍したことや、ジャパンに選ばれることによって、ボーダーから一気に確定だねって、リストにいれなきゃねっていう選手は実際にいました」と話した。
侍ジャパンU18代表では、関東第一の坂井遼投手や東海大相模の藤田琉生投手、報徳学園の今朝丸裕喜投手、広陵の高尾響投手、健大高崎の箱山遥人捕手、花咲徳栄の石塚裕惺遊撃手、早稲田実の宇野真仁朗内野手がプロ志望、またはプロ志望をする可能性があり注目されている。
また大渕スカウト部長は、「北海道関連は、夏を終えて高校生5人ぐらいいます」と話した。旭川実の田中稜真投手と北照の高橋幸佑投手&帯広農の渋谷純希投手の両左腕が注目される他、191cmの大型右腕・北星学園大付の石田充冴投手や、146キロ左腕の北見柏陽の山内悠生投手、150キロ右腕の紋別の池田悠真投手も高い素質を持つ投手として注目されており、山内投手はプロ志望届を提出する予定で指名が注目される。
北海道日本ハムはドラフト1位でその年にナンバーワンと評価した選手を指名する。今年は明治大の宗山塁選手、関西大の金丸夢斗投手、青山学院大の西川史礁外野手、愛工大の中村優斗投手が最も評価される選手になりそうで、ドラフト1位の最初の指名はこの4選手の指名が有力と見られる。
しかし、昨年もナンバーワンとして指名した西舘勇陽投手の抽選を外すと、前田悠伍投手を指名し高校生を指名してきた。前田投手の抽選も外して細野晴希投手を獲得したが、今年も2回目の入札となった場合、上記の選手がすでにいなかった時には高校生で、東海大相模の藤田投手や花咲徳栄の石塚選手などを指名する可能性があるのではないかと思う。
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