巨人、済美高・安楽智大投手を最上位評価、ドラフト1位指名へ

安楽智大, 済美高

 巨人は、今年のドラフト候補の中で、済美高校の安楽智大投手を唯一「特A」と評価し、現時点でドラフト1位指名最有力候補としている事がわかった。今後は渡辺スカウトを密着させてマークする。

 

ただ一人、特A

 サンケイスポーツによると、巨人球団関係者は済美の安楽智大投手について、「スケールの大きな“怪物”。現時点でも評価は特Aで、将来的にも大きな可能性を持っている投手です」と評価しているとの事。今年は前橋育英の高橋光成投手や亜細亜大の山崎康晃投手、早稲田大の有原航平投手、法政大・石田健大投手、中央大・島袋洋奨投手などのドラフト1位候補選手が並ぶが、これらの選手は今の所の評価が「A」で、「特A」は安楽投手ただ一人とのことだ。

 

アメリカも狙う右腕

 安楽智大投手の注目度はずば抜けていると言ってよい。昨年のセンバツで772球を投げて準優勝となってからアメリカのテレビからも注目され、18Uワールドカップではベネズエラを2安打16奪三振で完封し、キューバを6安打10奪三振で8回コールドで完封すると、MLBテキサスレンジャーズのスカウトが「3年後には日本の球団でエースになる」と評価している。

 今のところは「日本の球団で」という事を強調しているが、もしも安楽投手に「メジャー」という気持ちがあることがわかったら獲得に動く事も十分に考えられる。日本でも広島を除く11球団は獲得の為の動きをすると思うが、メジャーも含めた争奪戦になる可能性がある。

 

他球団に警戒も

 巨人は最近のドラフトでは東海大相模の大田泰示選手、Hondaの長野久義、中央大の沢村拓一投手、東海大の菅野智之投手を、他球団に指名のしにくい状況を作って指名し獲得をしている。東海大の菅野智之投手は2年連続で1位指名となったが、入団した昨年は13勝を上げてリーグ優勝に大きく貢献した。昨年のドラフトは松井裕樹投手、大瀬良大地投手といった他球団が注目していた選手ではなく石川歩投手を評価し1位指名したが、他球団の指名しにくい状況を作るという事は無く、千葉ロッテと指名が競合し抽選で外している。

 以前のような逆指名の戦略は段々難しくなっており、ドラフト前に状況を有利にする戦略は難しくなっているが、巨人が安楽智大投手の獲得に動くとなると、他球団も警戒する事になりそうだ。

 巨人はまず担当の渡辺スカウトが安楽智大投手に密着マークをするとの事。

 

 江川、松井に続く「甲子園の怪物」獲得に、巨人が乗り出す。安楽が、球団内でダントツの1位候補になっている。

 「スケールの大きな“怪物”。現時点でも評価は特Aで、将来的にも大きな可能性を持っている投手です」。球団関係者が157キロ右腕を絶賛した。今秋のドラフトは安楽以外にも高校生の高橋、大学生の早大・有原、法大・石田、中大・島袋ら1位候補がひしめく。だが彼らはみな「A」評価で、安楽だけが「特A」だという。

 中略   阪神や西武も1位候補に挙げるが、台湾での好投を見届けた巨人・山下スカウト部長も「打撃も魅力だけど、やはり投手として評価している。さらに成長した姿を見てみたい」と高く評価。高校野球の対外試合が解禁される3月8日以降、渡辺スカウトを密着させる。近年は沢村、菅野ら即戦力投手に比重をおいてきたが、久々に「甲子園の怪物」の獲得を目指し、戦力の長期安定を図るつもりだ。


PAGE TOP