巨人ドラフト1位・鍬原拓也投手が仮契約、一人親の子供たちにシート創設目指す

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巨人がドラフト1位で指名した中央大・鍬原拓也投手と、契約金1億円、年俸1500万円で仮契約を交わした。

一人親の子供たちの力に

最高条件で仮契約を交わした鍬原拓也投手は、最速152キロの速球を投げるが、それだけでなく、鋭い変化球もあり三振を奪える投手。また、大学でも学年を追うごとに成長を見せ、4年生の今年は春に4勝2敗の成績を残し安定感を見せた。プロでも1年目から即戦力と考えられる。

その鍬原投手は、ドラフト会議当日に放映された番組で、母子家庭の環境で野球を続けていたことが伝えられた。家賃約4000円の市営住宅に住み、お小遣いももらった事がなく、少年時代は球場にプロ野球を観戦した事もなかった。それでも野球を続けさせてくれた母親に感謝をし、ドラフト1位でプロ野球選手となった。

鍬原投手は「テレビではジャイアンツの試合を見ていて行きたいなと思っていました。そういう行きたいと思ってくれる子供たちに来てもらえるようにしたいと思っています」と話し、将来的には一人親の子供たちなどを招待するシートを用意したいという思いも話した。

いろいろな想いと感謝の気持ちで、プロでも活躍する姿を見せてくれるだろう。

2017ドラフト指名選手
2017年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト

 3歳の時に両親が離婚。母と妹と3人で奈良・御所(ごせ)市内に移住した。実家は築50年、3K、家賃約4000円の市営住宅。お小遣いをもらったことはない。少年時代に球場でプロ野球を観戦したこともない。そんな母子家庭の厳しい状況でも、野球をやらせてもらった母に感謝している。苦労を身に染みて感じたからこそ、プロで活躍して一人親の子供たちの力になりたいと考える。

 「テレビではジャイアンツの試合を見ていて(球場に)行きたいなと思っていました。そういう行きたいと思ってくれる子供たちに来てもらえるようにしたいと思っています」

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