阪神は外れ1位候補に日本生命・柿田裕太投手をリストアップ、甲子園大敗から3年で急成長の右腕投手

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 阪神はドラフト1位指名はあくまで即戦力投手の指名の方針で、日本生命の柿田裕太投手もリストアップをしている。

 阪神はドラフト1位指名を即戦力投手に絞り、JR東日本・吉田一将投手、九共大・大瀬良大地投手に絞られた感じもある。しかしこの二人については他球団の指名が確実にあると予想され、外れ1位のリストアップが重要となる。

 その中で中村GMは外れ1位候補となりそうな富士重工・東明大貴投手や日本生命・柿田裕太投手などを相次いで視察し、特に柿田裕太投手については、JR東日本と日本生命との練習試合で吉田一将投手を視察しに中村GM以下9人で視察をした際に、5安打8奪三振でJR東日本を完封し吉田投手に投げ勝ったことから、「ドラフト1位候補の12人に入ってくる」と評価をしていた。

 東明投手を初め、セガサミー・浦野博司投手、東京ガス・石川歩投手、パナソニック・秋吉亮投手なども外れ1位候補となりそうだが、柿田裕太投手の順位は中村GMの中では高そうだ。

 それにしても柿田裕太投手の成長は素晴らしい。松本工業高校時も注目された右腕投手で3年生で夏の甲子園に出場したものの、開幕カードの九州学院戦で1年生で4番を打った萩原英之選手や、溝脇隼人選手(2012年中日、ドラフト5位)、山下翼選手といった打線につかまり、5回で15安打10失点で降板していた。しかし名門・日本生命に進むとそこから3年で、145km/hの速球とスライダー、チェンジアップ、フォークをコントロール良く決める投手となった。中央大・島袋洋奨投手など現在の大学3年生の世代で、これからもまだ伸びる投手だと思う。

阪神 外れ1位候補に社会人長身右腕リストアップ  - スポーツニッポン:2013/10/8

  阪神は、日本生命の柿田裕太投手(21)を外れ1位候補としてリストアップしていることが7日、分かった。1メートル82の長身から投げ下ろす直球は最速145キロで、チェンジアップ、フォークなど多彩な変化球を操る即戦力右腕。松本工(長野)3年夏には甲子園に出場し、日本生命3年目の今季は都市対抗も経験している。

 9月22日のJR東日本との練習試合では、阪神がドラフト1位候補に挙げている吉田と投げ合い、5安打8奪三振の内容で1―0の完封勝利。当初、吉田の視察が目的でスカウト9人を連れ立って視察していた中村勝広GMも「投げっぷりがいい」と目を細め、評価が急上昇した。

 1位指名候補の基本線は吉田と九州共立大・大瀬良。先月末のスカウト会議では、大阪桐蔭・森、東海大甲府・渡辺らも1位候補としてビデオで映像を確認した。しかし、エース能見が来季35歳を迎える先発陣は高齢化が進んでおり、若手は藤浪と松田ぐらい。チーム事情も考慮し、抽選で外した場合でも高校生ではなく「即戦力投手」の方針で、その筆頭候補として柿田に注目していく。

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