早稲田大時代に神宮球場で活躍を見せ、東北の地でプレーしていた茂木栄五郎選手が、神宮に帰って来る。
神宮で
FA権を行使していた東北楽天の茂木栄五郎選手が、東京ヤクルトに入団する決断を下し、東京ヤクルト、東北楽天の両球団に意思を伝えた。背番号は8になる見込みで、5日に正式発表される。
茂木栄五郎選手は東京都出身、桐蔭学園でプレーすると早稲田大で大活躍を見せる。1年春からサードのレギュラーとして出場すると、いきなり10打点をあげてベストナインに輝き、大学野球選手権でも打率.357を記録して日本一に貢献した。
その後、不整脈の手術から復帰した3年時は、秋季リーグで打率.514を記録し首位打者に、4年時は春に打率.390、5本塁打、11打点で本塁打王と打点王に輝くと、大学野球選手権でも打率.615に2本塁打8打点の大活躍で再び日本一に輝き、MVPを獲得した。その他にも大学代表としてユニバーシアードでも活躍を見せ、華々しい成績を残し、2015年のドラフト3位で東北楽天に入団した。
楽天でも1年目から117試合に出場すると、大学時は主にサードだったがショートを守り、攻守にチームの勝利に貢献した。2年目には17本塁打を放つなどチームの主力として活躍をしたが、2023年には8試合、今年は46試合の出場にとどまっていた。
「1度きりの野球人生。後悔はしたくない。プロ野球生活も残りそんなに長くないと思う。1軍でやってなんぼだと思う。もう1度、レギュラーで頑張りたいという気持ちは常に持っている。お金とか条件とかではない」と話し、FA宣言をしていたが、東京ヤクルトが2年契約の1億4000万円の条件提示をしたと見られ、それを受け入れた。
東京ヤクルトはサードに村上選手、ショートに長岡選手がいるが、セカンドを守る山田選手が33歳とベテランとなり、成績もやや下がっている事から、セカンドのポジションを争う事になりそうだ。
早稲田大時代に輝きを放った地元神宮の地で、プロ野球選手としてもう一花咲かせたい。
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