高校野球秋季東海大会では県岐阜商がいなべ総合を下し、来春のセンバツ出場をほぼ確実にした。来年のドラフト目玉候補・高橋純平投手が最速152km/hのストレートで、延長10回を投げて7安打11奪三振1四球で1失点に抑えた。
怪物がセンバツに来る!
高橋純平投手は181cmの右腕投手で、中学時代から142km/hを記録すると、高校入学後すぐに145km/hを記録して注目されていた。この秋の秋季大会で1回戦2回戦を連続で完封し、球速は152km/hを記録していた。
この日は三重1位のいなべ総合と対戦、7回まで共に無失点の投手戦となり8回に県岐阜商が先制したものの、9回表に四球とエラーで1失点し同点に追いつかれた。それでも高橋投手は落ち着いて後続を断つと10回も無失点に抑え、その裏に味方がサヨナラ打を放った。
これで東海大会決勝進出が決まった。東海地区からはセンバツ大会に2校は確実に出場するとみられ、センバツ出場が当確となった。
プロのスカウトが早くもエスカレート
高橋投手は先週の津西戦で152km/hを記録し3安打12奪三振で完封した。5球団のスカウトが訪れ、中日の清水スカウトは、「自分が見た中では群を抜いていい投手。来年ドラフトの上位候補になる」と評価、ツインズの高橋スカウトも「球数が100を超えて、152キロのあの真っすぐはすごい。もう化け物」と話した。
この日も球場のスピードガンで9回に152km/hを2度記録し、7安打11奪三振で1失点完投、四球もわずか1つとコントロールの良さも見せる。
センバツで登板すれば評価はウナギ登りとなるとみられる。ただしセンバツは寒い時期に全力投球をしてしまうので、今年の田嶋大樹投手のようにセンバツ後に調子を崩す選手も少なくない。
決勝相手は静岡高校
一方準決勝のもうひと試合は静岡高校が日大三島の小澤怜史投手を打ち崩し12-2で8回コールドで勝利した。最速148km/hを誇る小澤投手から3本のホームランで圧勝し、こちらもセンバツ出場を確実とした。
コールドで敗れたため東海地区の出場校が3校となっても、いなべ総合が優先されるとみられ、日大三島のセンバツ出場は厳しくなった。
プロ注目右腕の高橋純平投手(2年)が球場表示で最速152キロを9回に2球、プロスカウトのスピードガンで151キロを計測するなど、持ち味である力のある直球を投げ込んだ。
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