高校野球兵庫大会では須磨翔風のプロ注目投手・才木浩人投手が登板した。最速144キロを記録した速球などで5回を投げて1安打無失点に抑えた。この試合には9球団20人のスカウトが集結した。
藤浪二世
才木浩人投手は187cmの長身からしなやかな腕の振りで回転の良い速球を投げ、球速は146キロを記録し、藤浪二世として昨年よりプロが注目をしている。この夏はテイクバックを小さくし、より回転の良い球が投げられるようになっている。
この日の尼崎稲園戦ではストレートとスライダーのみの投球を見せ、球速は最速で144キロ、回転の良い速球で空振りを奪った。5回を投げて1安打5奪三振無失点の好投で勝ち上がり、次に対戦する報徳学園戦に向けて、「報徳学園と対戦したかった。自信のある直球で押せれば」と話した。
9球団20人スカウト視察
この日は巨人が5人態勢で視察するなど、東京ヤクルト、北海道日本ハム、東北楽天、阪神など9球団20人のスカウトが視察した。巨人の山下スカウト部長は「腰回りの力がつけば、150キロを出す力がある」とポテンシャルを評価、楽天の愛敬スカウトも「背が高いので角度がつく。肘もやわらかい」と評価した。
阪神の熊野スカウトは「テークバックをコンパクトにしてボールに指がかかるようになった。大暴れしなくなった。」と評価した。制球に課題のあった才木投手だが、左肩を開かないようにと考えてフォーム改造に取り組み、その効果を見せていた。自分で考えて成長する力もある。
「来年には150キロに乗せて、その次の年には155キロを投げられるようにしたい」と話す才木投手、プロ注目の逸材でドラフト会議では4位までには指名されるとみられ、将来性を高く評価し、3位あたりで考えている球団もあるかもしれない。
高校野球・兵庫大会(2016):ドラフト注目度A | ドラフト会議ホームページ2016 Draft home page
身長187センチの右腕は、日本ハム・大谷が目標だ。「来年には150キロに乗せて、その次の年には155キロを投げられるようにしたい」と夢を抱く。13日には2回戦でシード校の報徳学園と対戦。「報徳さんは振ってくる打線。コーナーを突いて、直球で押していければ」と攻略プランを練った。
昨年春からエースになると、いきなりチームを県大会4強に導きプロの注目を浴びた。この日も巨人、ヤクルト、日本ハム、楽天などのスカウト陣が駆けつけ、注目度の高さをうかがわせた。楽天・愛敬スカウトは「背が高いので角度がつく。肘もやわらかい」と高く評価する。
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