二松学舎大付の148キロ左腕・大江竜聖投手が、9回1安打16奪三振の快投を見せた。この試合には巨人など5球団12人のスカウトが視察に訪れた。
準完全試合
この日は力のある小山台との対戦、先発した大江竜聖投手は初回先頭打者にいきなりヒットを許した。しかしこのきれいなヒットで「あの1本でギアが上がった」と話し、そこから27人をパーフェクトで抑えた。最速は146キロを記録、変化球のキレも素晴らしく、9回を投げて1安打16奪三振の圧巻の投球だった。
171cmと小柄だが走り込みで鍛えた体は安定感がある。1年生の夏に甲子園で登板してからエースとして投げ続け、本当に順調に成長しているといえる。
5球団12人のスカウト
この日は5球団12人のスカウトが視察に訪れ、巨人の山下スカウト部長は「腕をしっかり振り、力強い球を投げられる。変化球にもキレがありいい投手だ」と評価した。
履正社・寺島成輝投手や江陵・古谷優人投手よりも実績では上の大江投手、実力も十分でドラフトでは3位前後での指名となりそうだ。
「初回はいつも苦手。打たれて気合が入りました。どんどん投げていったけれど、以前と比べて暑さでも疲れなくなりました」
ネット裏には5球団12人のスカウトが熱視線を送った。「今日はインコースの真っすぐが走っていた」という大江のピッチングに、巨人・山下スカウト部長は「腕をしっかり振り、力強い球が投げられる。変化球にもキレがあり、いい投手だ」とたたえた。
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