広陵・中村奨成選手が2本塁打!プロスカウト「ドラフト1位クラス」

広陵高, 中村奨成

広陵高校で高校NO.1捕手と注目される中村奨成選手が、この日の中京大中京戦でチームを勝利に導く大きな2本のホームランを放った。足や肩でも素晴らしいプレーを見せ、視察した日米のプロのスカウトが絶賛し、「ドラフト1位クラス」と評価された。

逆方向に2発

中村奨成選手は0-2と劣勢で迎えた6回、中京大中京が継投に入って代わった香村篤史投手の外角の速球を振りぬくと、打球は逆方向の右中間へと伸びてゆき、そのままスタンドに飛び込んだ。「何としても流れが欲しかった。今まで打った中で一番気持ち良かった」と話した。そして8回、今度は左腕・伊藤稜投手の外角のストレートを振りぬくと、またしても逆方向のライトポール際に飛び込むホームランを放った。

また守備では、平元銀次郎投手のワンバウンドする鋭い変化球に、何度か後にそらす場面もあり気になったものの、6回ノーアウト1塁の守備でバントで転がった打球を素早く捕球し、セカンドに鋭い送球を送って間一髪アウト、7回にはランナーとして出塁するとセカンドに盗塁を決めた。セカンドまで1.74秒の強肩と、50m6.0秒の足も見せつけた。

プロスカウト絶賛

攻守に渡って高校NO.1捕手のプレーを見せた中村選手には、この日視察した多くのプロのスカウトから絶賛のコメントが出ている。

◎巨人・岡崎郁スカウト部長:「肩は強いし足は速いし、バッティングも良い。反対方向へ2本打つのはなかなかできない。2本目は流し打ちというより、右方向へたたいた感じの当たりだった。素晴らしいホームランだったね。捕手ではNo・1の評価。高校で1番の捕手。秋の12人には入るようになるでしょう。12人までに入ると思う。1位の12人には入る。入札もある

◎中日・中田宗男スカウト部長:「これだけの肩とパワーを持っている捕手はなかなかいない。スケールの大きい捕手。強振しているわけではないのに打球が飛ぶ。高校、大学、社会人を含めて一番の魅力がある。素材は一級品。1位クラス。とびきり目立つ。プロで十何年レギュラーとして出られるものを持っている」

◎広島・苑田スカウト部長:「良い肩を持っているし足も速い。直球も変化球も対応できる良い打者。今まで見てきた高校生捕手で1番は谷繁だと思っていたけど、いい勝負をする」

◎阪神・田中秀太スカウト:「本塁打は5本くらい見ましたが、右方向への一発を初めて見ました。体が強いからこそ打てるのでしょう。体の力もあるし、地肩が強い。スケールもある。もともと評価していたので、評価は変わらない」

◎千葉ロッテ・松本編成部長:「打てる捕手としての魅力が一番。肩もあるし、足も捕手としては速い。今、プロでも打てる捕手はそんなにいない。1位候補に挙がるでしょう」

◎横浜DeNA・吉田スカウト部長:「肩もバッティングも良かったし、足もいいのも見せてくれた。捕手が欲しい所は一番で行くんじゃないか。Aランクでしょう」

◎北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「ここまで走攻守そろった捕手は今までにいない。みんなが注目する大舞台でいい所が全部出た。文句のつけようがない。」

◎東北楽天・長島スカウト部長:「高校生ではNO.1捕手。ケガをしても県大会から出ていたし、ハートの強さも魅力。鍛えがいがあるなという印象。上位で指名される可能性は十分ある」

◎東京ヤクルト・小川SD:「六回無死一塁のバント処理では軽快なフットワークと速い送球で、一走を二塁で刺した。捕球から二塁への送球タイムがコンスタントに1秒8から1秒9という、自信の上での判断だった。足も速く、50メートルを6秒0で走ると聞いている。能力の高さを証明してくれた。春の招待試合を視察したときは腕に死球を受けたこともあり、実力がわからなかったが、高校生の中では抜けている存在。高校ナンバーワン捕手だろう。」

◎オリックス・柳川スカウト:「1年生のときから見てきましたが、逆方向への本塁打は初めて。今年のアマチュアの中で1番の捕手」

◎ブレーブス・大屋スカウトは「今大会No.1の野手。将来的な伸びしろも残した選手。すぐアメリカに来てマイナーから鍛えたら面白いと思う。こんな子にメジャーに行きたいですと言ってもらいたい。」

将来の正捕手が欲しい球団は、ドラフト1位指名で来る可能性が高い。清宮選手などの抽選後の2度目の入札までには確実に消えると思うが、単独指名、または1位重複の可能性も出てきた。高校生NO.1捕手の評価はこれで定まり、秋のドラフト会議での1位指名を待つことになる。

2017年度-高校生捕手のドラフト候補リスト
侍ジャパンU18日本代表第1次候補選手

▼巨人・岡崎郁スカウト部長 反対方向へ2本打つのはなかなかできない。捕手ではNo・1の評価。(ドラフト1位の)12人までに入ると思う。

 ▼中日・中田宗男スカウト部長 これだけの肩とパワーを持っている捕手はなかなかいない。高校、大学、社会人を含めて一番の魅力がある。素材は一級品。(ドラフトで)1位クラス。

 ▼阪神・田中秀太スカウト 本塁打は5本くらい見ましたが、右方向への一発を初めて見ました。体が強いからこそ打てるのでしょう。

DeNA・吉田スカウト部長「肩もある。足がいいのも見せてくれた。Aランクでしょう」

オリックス・柳川スカウト「1年生のときから見てきましたが、逆方向(右方向)への本塁打は初めて。今年のアマチュアの中で1番の捕手」

 捕手が夏の甲子園で1試合2発を放つのは、13年の大阪桐蔭・森友哉(現西武)以来5人目。打てる捕手にはプロのスカウト陣も目を見張った。巨人・岡崎スカウト部長は「逆方向に2本はプロでもあまりいない。(ドラフト1位の)12人には入るだろう」とスター候補の出現を喜んだ。

バックネット裏の評価も急上昇だ。ブレーブス・大屋スカウトは「今大会No.1の野手。すぐアメリカに来てマイナーから鍛えたら面白いと思う」と高評価。「体の力もあるし、地肩が強い。スケールもある」(阪神・田中スカウト)、「プロで十何年レギュラーとして出られるものを持っている」(中日・中田スカウト部長)と称賛が相次いだ。

六回無死一塁のバント処理では軽快なフットワークと速い送球で、一走を二塁で刺した。捕球から二塁への送球タイムがコンスタントに1秒8から1秒9という、自信の上での判断だった。足も速く、50メートルを6秒0で走ると聞いている。

 春の招待試合を視察したときは腕に死球を受けたこともあり、実力がわからなかったが、高校ナンバーワン捕手だろう。


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