松坂クラス、大谷クラス、菊池クラスがそろう来秋ドラフトは大豊作

高校野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

来年のドラフト会議は、高校生投手に松坂大輔クラスと大谷翔平投手クラス、菊池雄星投手クラスの投手がそろい、高校生投手が大豊作の年となりそうだ。

高校四天王

まず挙げられるのが、松坂大輔クラスと評価される星稜の奥川恭伸投手。明治神宮大会では3試合に登板し2試合に先発、15回1/3を投げて防御率は0.00、三振は26個、球速はこの秋も150キロを記録し、力まずに投げても140キロ後半を記録するため、制球された速球を投げられる。スライダーも抜群で必殺球になり得るがさらにフォークボールも習得し、投球の幅が広がった。フォークの投げすぎでフォームを壊さないかが心配だが、そこは松坂投手をまねてカーブでフォームを調整したりしている。プロのスカウトからも松坂か田中(将大)か、と絶賛のコメントがオンパレードで、来年のドラフト1位指名は間違いない。

次にあげられるのが大谷翔平クラスと評価される大船渡・佐々木朗希投手。189cmの長身から2年時点ですでに最速は157キロを記録、大谷投手が2年時は2年夏の甲子園・帝京戦で投げた150キロ、(非公式で151キロ)が最速だったとみられ、大谷選手よりも速い。また大谷投手が苦しんだ成長痛による故障なども今のところなく、フォームも大谷投手の2年時より固まっていて制球も悪くない。すでにメジャー複数球団がマークをしている大谷級の逸材に来年のドラフトでは複数球団が1位指名することは確実だ。

菊池雄星クラスと評価されるのが横浜の及川雅貴投手。中学時代から世代NO.1左腕と注目されていた投手で、高校2年までに最速152キロを記録している。1年時から先発としてきっちり投げられる能力を見せており、特にスライダーはプロのスカウトも絶賛し、ストレートとスライダーの2種類で試合を封する。ただしこの夏と秋は、思い通りの投球ができなかったのではないかと思う。チームも早々に敗れてセンバツ出場は絶望的となったが、長いオフの期間に一から体づくりとフォームづくりをしているものとみられ、来年春には恐ろしいくらい体型が変わってくるかもしれない。それだけの意識の高さと気持ちの強さがある投手だ。

もう一人、四天王として注目されるのが創志学園の西純矢投手。今年夏の甲子園で149キロの速球で1試合16奪三振を記録、岡山大会では最速150キロを記録している。こちらもスライダーは消える球で必殺球、最近のドラフト1位投手よりも上と評価でき、1年に1人出る投手ではないように思える。力いっぱい投げる力投型だがまだ線の細さがあり、制球もプロの世界で抑えるにはもう1ランク上げる必要がある。ただし気持ちの強さは投手向きで、まだまだ成長途中の投手、気持ちを全面に出して抑えていく、最近はあまり見られない魅力的な投手となりそうだ。

高校四天王だけではなさそう

他にも四天王からは外れてしまうが個人的にBIG5として入れている日大三の井上広輝投手は、甲子園で150キロを記録している。まだ線も細いが、キレのある140キロ中盤の速球で、今年センバツには奥川投手とともに2年生ながらチームの柱としての投球を見せていた。不運で秋は早々と姿を消したものの、四天王をライバルに、そしてチーム内にも広沢優投手、平野将伍投手という怪物候補がそろい、競い合いながら成長していける環境がある。

高校生投手だけを見ても他に、149キロを記録する木更津総合の根本太一投手、148キロを投げプロのスカウトからの評価が高い菰野の岡林勇希投手、183cmの身長から147キロの速球を投げる有明の浅田将汰投手などが、この5人に並んでくる力が十分ある。

高校生では捕手も注目選手がおり、大学でも明治大の森下暢仁投手、社会人でもJR東日本の太田龍投手や東海理化の立野和明投手などがおり、来年は大豊作の年となりそうだ。

2019年ドラフト指名予想
2019年のドラフト候補

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