大船渡・佐々木朗希投手、バックスクリーンへの130m弾と150キロ投球

佐々木朗希, 大船渡高

仙台育英との練習試合で4番投手で出場した大船渡の佐々木朗希投手は、投げては最速は150キロ、5回3安打5奪三振4四球2失点という内容だった。また打撃でもバックスクリーンへの130m弾を放ち、打撃での自信も見せている。

打撃

4番を打つ佐々木朗希選手は初回、1アウト1,2塁のチャンスで打席に入ると、初球のストレートをいきなり振り抜き、打球はバックスクリーンに当てる130mの特大3ランホームランを放った。仙台育英のグラウンドで行われたが、仙台育英の選手も「あそこに当てた人を見た事が無い」と驚きの当たりだった。

佐々木投手はこれで高校通算9本目だが、「打つ機会がないのでなかなか増えない」と話した。バッターだけだったら、例えばWヘッダーの練習試合では2試合に出場する事もある。また強豪チームであれば、毎週土日に練習試合を行うため試合数は増えていくが、あくまで投手が中心であり、大船渡高校ではしかたない所だろう。しかし、打つ機会があればホームラン数はもっと出ているという自信の表れだった。

投球

この日は先発したものの3回2/3を投げて3安打4四球で2失点して降板をしている。球速も今年注目された登板の中では最も遅い150キロだった。

スカウトも「盛岡大付や花巻東を想定して試しながら投げたのかな」、「テーマを持って投げている」と話すように75球中50球が変化球だった。これまであまり投げていなかったカーブも17球投げ、さらには、阪神葛西スカウトが「ツーシームも投げていたんじゃないか?」と話すように、これまでのスライダー、スピリット、チェンジアップ以外の変化球も急ピッチで増やしているようだった。

これから春季大会、そして夏の甲子園に向かっていく。この日は4回までは仙台育英に4-2とリードをしていたが、佐々木投手が4回途中で降板すると、チームは1点、1点、4点を失い8-4で敗れた。全国常連の仙台育英とはいえ、やはりチーム力は甲子園に出るチームとは差があることは否めない。佐々木投手の投打によって甲子園出場が決まることは間違いないと思う。

打撃でも投球でもチームを甲子園に導くため、佐々木投手のいろいろな挑戦と成長は続いていく。

2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト

スピードだけではないところも改めて示した。阪神・葛西スカウトは「ツーシームも投げていたんじゃないか」と新兵器の存在を示唆。打ち取って抑える省エネスタイルを習得して投球の幅を広げれば、悲願の甲子園も近づいてくる。

本業の投球では最速150キロにとどまり75球でマウンドを降りたが、4番を務める打撃で魅せた。初回1死一、二塁で迎えた第1打席。初球を捉え、125メートルあるバックスクリーンへ直撃する先制3ランで驚かせた。

1回 先頭からチェンジアップで空振り三振。ポテン安打を連続で許すも、遊ゴロ、空振り三振(スライダー)で無失点。
◆2回 変化球がやや乱れ、3連続四球(その間、重盗)。内野ゴロの間に1失点。盗塁阻止で2死も、二塁打で2点目を奪われる。直球で空振り三振。
◆3回 先頭を四球で出すも、三直で併殺。直球見逃し三振で3人で終了。
◆4回 二ゴロ、空振り三振(カーブ)で投手交代。

4番打者として、一回表にバックスクリーン直撃の3ラン。右打席から推定130メートルをかっ飛ばす打撃で驚かせた佐々木はその裏にマウンドに立つと、集まったプロの関係者たちをまた驚かせた。全国区の強豪、仙台育英との練習試合。これまでとは“変身”した姿を示した。


PAGE TOP