星稜・奥川恭伸投手、32回1/3を投げて45奪三振、自責点0で決勝へ

星稜高, 奥川恭伸

星稜の奥川恭伸投手が、いよいよ甲子園決勝の舞台に上がる。

1年夏は甲子園出場できず

奥川恭伸投手は、軟式野球の名門・宇ノ気中学校で全国制覇をし、捕手の山瀬慎之助選手と共に名門に進学することを決め、地元の名門・星稜に進んだ。しかし、高校1年時は夏の石川大会で、2回戦と3回戦に最後のイニングを1イニングずつ投げただけで、チームも準決勝で日本航空石川に敗れ、甲子園出場は出来なかった。

しかし1年秋にはリリーフとして登板し、センバツ出場を掴むと、2年生春のセンバツで全国デビュー、富島戦で先発の竹谷投手を3回途中からリリーフして好投を見せると、近江戦では4回2/3を投げて1安打無失点の好投を見せる。三重高校戦ではリリーフで登板したものの結果的に4失点しチームは準々決勝で敗退したが、140キロの中盤を投げる2年生右腕として注目されるようになった。

そして昨年の夏、注目される中で甲子園出場を果たした右腕は、甲子園でも初戦の藤蔭戦で先発、8回4失点と調子は良くなかったものの、150キロを記録して話題となった。2回戦の済美戦でも先発し、味方が1回に5点を取って有利となったものの、奥川投手の調子も良くなく、4回まで3安打1失点して降板した。試合はその後、リリーフした投手が打たれ11-13で敗れている。

さらに進化

ドラフト候補として迎えた今年、センバツの甲子園大会では初戦で強打の履正社と対戦したが、150キロのストレートに多彩な変化球をコーナーに決める成長ぶりを見せ、9回3安打17奪三振で完封勝利を挙げ、観客の度肝を抜いた。しかし続く習志野戦では心理的に揺さぶられ、9回を投げて7安打10奪三振も3失点で1-3で敗れている。

最後の夏の甲子園では、さらに成長、ストレートは154キロを記録し、スライダーもバッターの手元で曲がるようになり、必殺球となった。初戦の旭川大高戦で9回3安打9奪三振完封勝利を挙げると、3回戦の智弁和歌山戦ではタイブレークを含む延長14回を投げて3安打23奪三振で1失点完投勝利の圧巻の投球を見せた。

そしてこの日の中京学院大中京でも7回を投げて2安打10奪三振、無四球で無失点、32回1/3を投げて被安打10、許した四死球は3つ、奪三振45、自責点0で防御率0.00という驚異的な内容で決勝まで勝ち上がった。

内容では、甲子園決勝でノーヒットノーランを達成した松坂大輔投手や、圧巻の投球を見せた田中将大投手といった過去の怪物投手を越えているかもしれない。あとは二人に並ぶ「甲子園優勝投手」の称号を手にしたい。

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