大阪桐蔭、藤江星河選手4回6K、時代に流れを捉えて黄金期を続けられるか

大阪桐蔭, 関戸康介, 船曳烈士, 松浦慶斗, 藤江星河

大阪桐蔭は1年生、2年生のレギュラー争いが加速し、その争いの中で勝ち上がっていっている。

レギュラー争い

大阪桐蔭は、昨年に根尾選手、藤原選手、中川選手、柿木投手などで春夏連覇を飾ったが、これらの選手は1年生から期待を集め、2年時には主力としてセンバツ優勝の主力にもなっていた。

昨年はそのレギュラーが抜けた穴は大きく、春・夏共に甲子園には遠かったが、今年はゼロからのスタートということで、激しいレギュラー争いが繰り広げられている。その世代の中学生のトップクラスとして入学をしてもレギュラーが約束されていない。チームにはその世代のトップクラスが集まり、下の学年にも全国トップクラスの選手が入ってくるためで、根尾、藤原、柿木の世代のような下級生が入ってくるとベンチ入りも難しくなる。

この日の秋季高校野球大阪大会4回戦は大産大付と対戦したが、2年生でエース番号を背負う左腕の藤江星河投手が先発し、4回を投げて2安打6奪三振で無失点に抑えた。キレの良い球を投げる左腕だがこの日は自己最速の141キロを記録した。打撃でも4打点を挙げる活躍を見せた。

藤江投手も諫早ボーイズ時代に日本代表に選ばれた選手で、「桐蔭の1になるために桐蔭に来たので、それにふさわしい投手になりたい」と話す。しかし、前日の3回戦では1年生で中学時に軟式で146キロを記録した関戸康介投手と、184cmから142キロの速球を投げ北の怪腕と呼ばれた松浦慶斗投手が公式戦デビューをし、「1年生が投げるということは自分たちの力のなさ。5人のうち3人が1年生で、2人しか2年生が入っていないので、もっと2年生で引っ張っていきたい」と奮起をした。

打撃でも1年時には4番でも起用されていた船曳烈士選手がこの日は6番ファーストで起用されたが、4回にホームランを放ってアピールした。下級生にも中学時に注目された選手が入っており、船曳選手でも3年生となる来年にレギュラーで出場できているかはわからない状況。

大阪桐蔭の熾烈さ

大阪桐蔭はこの高いスカウト力と厳しいレギュラー争いで、2008年以降、春夏合わせて9度の甲子園優勝を果たしてきた。しかし、選手が自ら行うものの厳しい練習メニューや、寮に入り、スマートフォンを預けなければならないなど、管理の厳しさ、そして、超有力な選手でもレギュラーで試合に出られなければ野球の能力は伸びない事から、自宅から通える履正社などへ選手が流れているという話も聞く。

大阪桐蔭ではレギュラーではなかったが、大学で頭角を現す選手もいるが、高校の時に試合の経験を積むことも大切で、有力選手が集まる中でのジレンマというものも現れてきているように見える。

現在は大阪桐蔭の黄金期だが、池田、PL学園など高校野球はこれまでも黄金期を迎えるチームが表れては消えていった。時代と共に変わっていっている。令和となり大阪桐蔭が時代の流れを捉えながら黄金期を続けるか、それとも他の高校が時代の流れを捉えて黄金期を迎えるか、高校野球はスタイルも変えながら続いていく。

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前日には1年生の松浦、関戸が公式戦デビューを飾るなど常勝軍団ならではの下級生からの突き上げもあるが「1年生が投げるということは自分たちの力のなさ。(ベンチ入りしている投手)5人のうち3人が1年生で、2人しか2年生が入っていないので、もっと2年生で引っ張っていきたい」と、投手陣全体を見渡しての課題も口にした。


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