横浜DeNAの1軍キャンプに参加しているドラフト1位ルーキー・松尾汐恩選手が、初めてプロのシート打撃を行うと、京山将弥投手からライト前ヒット、三浦銀二投手からセンター前ヒットを打ち、三浦監督も「全て自然にできている。凄い」と絶賛した。
いい感触
初のプロの投手との対戦となったシート打撃では、まず24歳で1軍でも登板をしている京山選手と対戦し、3ボール2ストライクからの6球目をスイングすると、逆方向のライト前にポトリと落ちるヒットとなった。インコース高めのストレートだったが、「シンプルに差されました。でも、しっかり振った結果」と外野の前まで持っていった。
そして次の打席は2021年のドラフト4位・三浦銀二投手、4球目のカットボールをしっかりと捉えてセンター前ヒットとし、「いい感触。しっかり対応できた」と話した。
大阪桐蔭を日本一に導いた捕手としての能力と打撃の能力、特に体が特に大きくはないが高校通算38本塁打を放っており、甲子園では通算5本塁打を放っている。打撃の技術に三浦監督も「全て自然にできている。すごい」と話して絶賛した。
昨年、千葉ロッテのドラフト1位ルーキーで高卒捕手の松川虎生選手が、開幕戦でスタメン捕手として出場すると、その後も1軍でプレーして76試合に出場している。高校生捕手は時間がかかるという概念はやや小さくなり、技術が伴えばすぐに1軍でのプレーの可能性もある。
嶺井選手がFAで抜けたDeNAは、ベテランの伊藤光捕手や戸柱選手などが主戦捕手となるが、松尾選手もそこに入ってくる可能性もある。チームの中心選手へ、打撃も捕手の技術もしっかりとブレないものにしてくれることを期待したい。


コメント