ソフトバンクのドラ1ルーキー・甲斐野央投手が158キロデビュー

福岡ソフトバンクルーキーニュース

福岡ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・甲斐野央投手が、オープン戦初登板をし、1回を1安打無失点、球速は158キロを記録した。相手は阪神のドラフト1位指名選手3人だった。

ドラフト1位対決

8回に登板した甲斐野央投手は、いきなりドラフト1位対決、阪神の近本光司選手と対戦した。「ファンの方々の歓声がすごくて、逆に力みに変わってしまった。」と話し、緊張感のある中で近本選手にセーフティバントを仕掛けられセーフとなり安打をつけられた。

しかし、このプレーで落ち着いたのか、今度はファーストランナーになった近本選手にけん制とクイックの高い技術を見せ、盗塁を仕掛けられたもののアウトにした。工藤監督は、「クイックも1・1を切っていた。そうそう走られる投手じゃないというのも確認できた」と話し、リリーフ投手としての適性をさらに確認していた。

この日は、その後も鳥谷選手、大山選手と阪神のドラフト1位選手と対戦し、鳥谷選手には近本選手を警戒していたこともあり四球を与えてしまったが、大山選手を併殺に打ち取り、3人で抑えた。球速は最速158キロを記録、9球中7球がストレートだったが、平均は154.4キロと圧巻の球速を見せた。それでも甲斐野投手は、「もっともっとスピンの効いた、いい球が投げられるんじゃないかと思っている」と話した。

昨年のドラフト会議で、大学生投手トップクラスの選手として注目された選手、外れ外れ1位での指名となったものの、やはりモノが違う。故障なく1年を通して投げることができれば、優勝に大きく貢献できる投手になるだろう。

福岡ソフトバンク、過去のドラフト指名一覧

「ファンの方々の歓声がすごくて、逆に力みに変わってしまった。そこで動じないように。練習でもっともっと緊張感をもってやっていきたい」。本人は反省顔ながら、工藤監督は「良かったと思う。クイックも1・1(秒)を切っていた。そうそう走られる投手じゃないというのも確認できた」とうなずいた。

1回1安打無失点。全9球中、7球の直球はすべて150キロ超え。福岡のファンに魅力あふれる投球を披露した甲斐野だが、「もっともっとスピンの効いた、いい球が投げられるんじゃないかと思っている」と満足はしていない様子だった。

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