千葉ロッテ、ドラフト3位ルーキー・小島和哉投手がプロ初勝利

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千葉ロッテのドラフト3位ルーキー・小島和哉投手が、プロ初勝利を挙げた。

3敗からの1勝

小島和哉投手はこの日、6回を投げて4安打6奪三振1失点、北海道日本ハム打線を抑えて勝利した。4つの四球を与えたものの、6回には1点を返され2アウト2,3塁のピンチだったが、最後はカットボールでショートゴロに打ち取った。

小島投手は浦和学院の2年生の時にセンバツで優勝投手となったが、2年夏の甲子園の初戦・仙台育英戦で182球を投げて11失点して敗れた。「高校に入って最初に負けたのがあの試合。それまでは投げれば勝つのが当たり前で、あの試合で勝つのが当たり前じゃないんだなと教えられた」と話す。

高校3年時は思うような成績を残せず、早稲田大に進学すると、1年生から先発として登板をしリーグ戦22勝を挙げた。しかし、大学3年時でも球威がやや足りず、3年秋には1勝どまりと成績も伸びなくなり、当時の高橋監督からも「球威も落ちていた。プロは無理だ」と厳しい評価を受けていた。

しかし、それによって小島投手の心に火が付くと、4年時には140キロ中盤のストレートを投げ、春4勝・秋4勝の好成績を残した。高橋監督も「3年の10月頃から練習に取り組む姿勢が全く変わった」と話す変貌ぶりを見せた。そして、ドラフト会議では3位で千葉ロッテに指名をされている。

試練はプロに入ってからも続いた。開幕ローテーション入りを勝ち取ったものの、4月4日の初登板では2回で8失点、試合終了直後に2軍降格を伝えられる。その後も1軍で登板するも敗れ3敗となっていた。しかしこの日、ようやくプロ1勝を手にした。井口監督は「回を追うごとに良くなっていった。チームに必要な左腕。次も頑張ってほしい」と期待をした。

高校野球、東京六大学のスターは、決して順風満帆ではないものの、着実に上のステージへと上り続けている。ここまでの道のりを活かし、長い野球人生になる選手になるのではないかと思う。

2018年ドラフト会議 指名選手一覧

プロを目指して早大へ進んだ。1年春から神宮デビューも、3年秋は1勝止まり。「球威も落ちていた。プロは無理だ」。当時の高橋広監督(現神戸医療福祉大監督)から厳しい言葉が飛んだが、小島の心は折れなかった。自分を追い込み「3年の10月頃から練習に取り組む姿勢が全く変わった」と同監督を驚かせ、4年時は春秋とも4勝。入学時から一度もぶれなかった「プロ一本」の思いを実らせた。

5戦目でようやく挙げた白星にヒーローインタビューでは「結構、長い時間がかかったけど、勝つことができてよかったです」と、はにかんだ。ウィニングボールの行き先を問われると「ここまで全試合見に来てくれた両親に渡したい。勝ったよー!」とスタンドに向かって手を振った。

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