日本新薬・中村駿介投手が6回ノーヒット、147km/h記録、日本製紙石巻・伊東亮大選手はホームランなど4打点

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 スポニチ大会2日目、日本新薬vsNTT東日本は、日本新薬のエースが復活の登板を見せた。4年目の中村駿介投手が6回までノーヒットピッチングを見せ、9回を3安打完封した。

 

最速152km/h右腕

 中村駿介投手は亜細亜大で152km/hを記録する速球派の大型投手として注目されていた。日本新薬でも1年目から活躍し、毎年春先には素晴らしいピッチングを見せる投手で、昨年も4月に行われた試合でも完封するなど今年こそプロ入りかと思わせる。しかし、その後、都市対抗や日本選手権などでは力を見せられずに社会人4年目を迎えた。

 社会人投手によくあることだが、フォームもかなり特徴的な形となりつつあるものの、この日は最速147km/hを記録して6回までノーヒットピッチングを見せる。7回に打球が直撃したものの、9回まで投げきって3安打完封勝利をした。

 横浜スタジアムということで球速が速めに出ていることもあるだろうが、3安打完封は立派なで今年もドラフト候補として入ってきそうだ。「まだプロを諦めていない。まずはこの大会で優勝する」と話した中村投手、186cmの大型投手という事で毎年期待している。今年こそ結果を残し続けてドラフト会議で名前が呼ばれて欲しい。

 

プロ注目スラッガー

 また日本製紙石巻はJX-ENEOSと対戦し、プロ注目の194cmスラッガー・伊東亮大選手がライトスタンドにホームランを放つなど、3安打4打点の活躍を見せた。伊東選手は広島の伊東昂大の兄で、豪快なホームランを放つ。ポジションは一塁手かDHだが、日本生命の井上晴哉選手がオープン戦で活躍をしており、社会人屈指のスラッガーも指名されるかもしれない。

 この日は東日本大震災から3年目だったが、王者JX-ENEOSに勝利し、地元石巻に対して「少しは勇気を与えられた」と話した伊東選手、今度はプロ入りして勇気を与えて欲しい。

 

 日本新薬は4年目の右腕・中村が3安打完封で連勝に導いた。

 最速147キロを軸に6回まで無安打。7回に打球が左足を直撃したが「痛かったけど完投したかったので気にしなかった」。亜大時代は最速152キロの本格派ながらドラフト指名がなく、1年目オフに右肘を手術。それでも「まだプロを諦めていない。まずはこの大会で優勝する」と力を込めた。

  今季、野球部のスローガンは「石巻力」。市民とともに戦うという意味だ。この日の試合前には、球場の外で1分間の黙とうをささげた。初回に2ランを放つなど4打点を挙げた伊東は「犠牲になった人に恥じないように生きる。そして、生きる希望を与えていく」。野球を通して復興を担う決意を、あらためて口にした。


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