明大が勝利し逆王手、法大初黒星、大城戸匠理選手が打率.541

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 明大がまた踏ん張った。先週の慶大戦でも初戦を落とし敗れれば優勝を逃すところで2連勝したが、今カードでも初戦を落とし、昨日は引き分け、敗れれば優勝を逃すところでギリギリ踏みとどまった。

 明大は昨年1年生で大活躍を見せながら今年は調子を落としている190cm左腕・上原健太投手が先発すると、6回1/3で9安打を許すなどまだ本来の調子ではなかった。しかし147km/hのストレートで力で強力打線を押し切って3失点に抑えた。その後はエースの山崎福也投手が2回2/3を2安打無失点に抑えた。攻撃では岡大海選手が4打数2安打1打点、3年生の糸原健斗選手が5打数2安打3打点の活躍を見せて6点を奪った。

 一方、法大は1番・大城戸匠理選手がこの日も5打数3安打を記録したが、河合完治選手が3打数1安打1打点、4番・西浦直亨選手が4打数1安打0打点で大量点につなげることができなかった。またエースとして活躍してきた石田健大投手がこの日も4回1/3で6安打5失点と粘りが無かった。

 大城戸選手はこれで今季打率を.541とし、リーグ記録の.535を上回った。今日の試合でヒットを重ねてチームの優勝に貢献できるか、Wの喜びを勝ち取りたいだろう。

 明大が法大を下し、優勝に逆王手をかけた。同点の3回、菅野剛士左翼手(2年)が勝ち越し二塁打を放ち、5、6回にも加点。投げては今季初先発の2年生左腕・上原健太が7回途中9安打3失点と粘投。26日に135球で完投した3年生左腕・山崎福也も連投し、法大を振り切った。無敗Vを狙った法大は11安打を放ちながら好機でたたみかけられず、今季初黒星。28日に勝った方が優勝となる。

 明大が両軍合わせて24安打が飛び交う死闘を制した。今季初先発の上原が9安打を浴びたが、最速147キロの直球で真っ向勝負し、7回途中3失点。善波達也監督(50)は「みんなの期待に応えてくれた」とたたえた。ここまで5カード中4カードで1敗したが、勝ち点を落とさずに来た。2安打3打点を放った糸原健斗も「粘りの野球をやっている自分たちの流れ」と勝負の4回戦で逆転Vに挑む。

明大、法大破り逆王手 28日勝者が優勝  - スポーツニッポン:2013/5/28

 負けたら終わりの一戦で、明大が踏ん張った。法大に初黒星を付け、逆王手をかけた善波達也監督は「何とかみんなが粘ってくれた。優勝決定戦に行ける。あすは全力を出し切る」と興奮気味に振り返った。

 打線は3試合連続2桁安打となる13安打。5番に座った糸原は2本の適時打で3打点を挙げ「チームの役に立てて良かった。自分たちの粘りの野球で勝って優勝したい」と胸を張った。開幕から調子が上がらなかったが、法大戦は3試合で11打数5安打と、大一番で復調した。

 法大は11戦目にして今季初黒星を喫した。ここまで4勝の3年生左腕・石田がつかまり、4回1/3を6安打5失点で降板。1回戦でも3回2/3で5失点KOされていたが「追い込んでからの決め球が甘く入ってしまった」と悔やんだ。

 打率・541とリーグトップを独走する大城戸が3安打するなど、打線は11安打3点と好調を維持。大城戸は「自分が塁に出ないと勝てない。あすは何があっても最後。甘い球を振る」と優勝を誓った。

 優勝をかけた明大との大一番で「シーズン最高打率」の偉業に挑むのが法大・大城戸匠理(おおきど・しょうり)だ。この日、5打数3安打を放ち、37打数20安打、打率5割4分1厘。試合前から1分上昇し、01年秋に慶大・喜多隆志(元ロッテ)がマークした5割3分5厘を上回っている。

 ライバルの存在が強くした。同級生には、中京大中京(愛知)で全国制覇した河合完治主将ら、高校時代にプロから注目された選手が多い。自身は藤井学園寒川(香川)で3年夏の甲子園に初戦で敗退。無名選手だった。「鳴り物入りで入ってきたヤツらが試合に出ていると悔しかった。自分が勝てるとしたら打撃しかない」。誰よりも冬にバットを振り込んできた自負がある。4月27日の慶大戦、一塁走者でけん制球が右足親指に直撃。2試合欠場したが「爪が半分浮いている」状態で強行出場を続ける。「5割という数字は普通あり得ない。技術じゃなく、チームが打たせてくれている」

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