東京ヤクルトが明治大の高山俊選手をドラフト1位候補にリストアップしている事が分かった。高山選手はこの日5打数4安打を記録しリーグ通算111安打とした。
野手の1位候補
東京ヤクルトは昨年は山田哲人選手や川端慎吾選手など野手が結果を見せる中、投手陣が崩壊して最下位となっていた。チームも投手不足として昨年は竹下真吾投手、風張蓮投手などを指名し、今年も複数の投手をドラフト1位候補にリストアップしている。
しかし今シーズンは、投手陣が小川泰弘投手、石山泰稚投手などを中心に活躍を見せ、現在のところ防御率は12球団トップの成績となっており、由規投手や館山投手も2軍で登板し始めるなど、投手の頭数は元々多い。逆に打線では外野手で固定出来ていないポジションがあり、外野手のドラフト1位指名もあると考えられていた。
そして今週、明治大の試合に鳥原チーフスカウトが2日連続で視察し、高山俊選手について、「うちの川端みたいに、おっつけて打つ事もできるし、狙い球が来たらホームランも打てる」と高い評価を示し、ドラフト1位候補としてリストアップされている事が分かった。
外野手の即戦力
高山選手はこの日、1番センターで出場し5打数4安打1打点を記録、初回先頭打者で法大・森田駿哉投手からホームランを放つなど長打力も見せた。これでリーグ通算安打を111安打とし、最多安打記録まであと16安打とした。また盗塁を決めるなど足の魅力も見せている。
この高山俊選手にはこの日も中日の佐藤スカウトが「真っすぐだけでなく、2打席目の変化球にも対応して盗塁も見せた」と評価、東京ヤクルト以外の球団も当然注目している。長打力もあり、足もある。秋までにはリーグ記録更新の可能性もあり、話題性も十分の選手で、1番か3番を打てる即戦力外野手として、ドラフト会議では単独での指名は難しいだろう。
この日は試合に敗れ「勝たなくては意味が無い」と話した高山選手、まずはチームの勝利の事だけを考え、通算安打数やドラフトの事を意識しないように必死にプレーしている。
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「真っすぐだけでなく、2打席目の変化球にも対応して盗塁も見せた」(中日・佐藤スカウト)と、プロからの視線も熱くなるばかり。
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