九州地区大学野球では決勝トーナメントの決勝戦が行われ、沖縄大が日本文理大を下し優勝した。日本文理大はドラフト上位候補にも名前の挙がる田中豊樹投手が乱調で優勝を逃した。
田中投手が乱調
日本文理大はプロ志望届を提出している榮光貴投手が先発すると、得意の短い継投を続けていく。5回まで2-0としていた6回、ノーアウト1塁の場面で登板したのは、ドラフト上位候補にも名前が挙がる152キロ右腕の田中豊樹投手だったが、この回2点を失い同点にすると、8回には4連打を浴びて3失点し優勝を逃した。
田中豊樹投手は2回1/3を投げて7安打5失点、ドラフト10日前の晴れ舞台で結果を残すことはできなかった。
4球団視察
この日は中日、巨人、千葉ロッテ、東北楽天といったリリーフに課題を持つチームが視察を行った。152キロの重い速球を投げる田中投手は、有力なリリーフ投手候補の一人で注目されている。
1試合の登板で大きく左右されるものではないものの、最終的な指名順位を決める今の時期は、印象の良い投球を見た方が強く推せる。
明治神宮大会出場を決める九州大学野球選手権大会の予選が10月17日、18日に行われ、日本文理大は18日に試合が予定されている。田中投手がそこで好投できるかどうか、注目したい。
2季ぶりV逃す 日本文理大 西日本スポーツ紙面 2015/10/13
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