侍ジャパン大学代表、1年生2人がメンバー入り、生田監督「森下は鈴木、田中は菊池」

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侍ジャパン大学代表のメンバーが発表され、1年生の中央大・森下翔太選手と、亜細亜大・田中幹也選手がメンバー入りした。

カープに例える

中央大の森下翔太選手は、1年生で出場した今春の東都リーグで、打率.305、2本塁打、9打点を挙げる活躍で中央大2位浮上の立役者となり、外野手のベストナインに輝いた。代表の生田監督は亜細亜大の監督で、その森下選手の活躍を見ていたが、森下選手は「選ばれないと思っていた。」と1年生での大学代表入りはさすがに厳しいかと思われた。

しかし、代表合宿の2日目に行われた紅白戦で、大学野球選手権でも好投を見せた宮崎産業経営大の杉尾剛史投手からバックスクリーンにホームランを放ち、3日目の紅白戦でもレフトで出場を続けた。3日目は2三振ノーヒットも、鋭い当たりのファウルを打っていた。

また、田中幹也選手は亜細亜大で生田監督の教え子、ただし3日目の紅白戦で盗塁を決めるなど足を見せ、また、レフト戦への2ベースヒットも記録した。紅白戦やノックでもセカンドやショートに入って、代表の中でも目立つ動きを見せていた。

生田監督は「彼らの活躍は見ている。堂々と競える」と話し、上級生を相手にも堂々の結果を見せたことを評価し、そして森下選手を広島の鈴木誠也選手、田中選手を菊池涼介選手に例えるなど、戦力として考えていると力を込めて話した。森下選手は日米大学野球で6番での起用を考えていると話した。

今後の予定

代表は7月10日~13日まで再び平塚で合宿を行い、11日には東芝、12日にはJR東日本と練習試合を行う。その後、松山に移動し、14日に広島カープの2軍とオープン戦を行った後、16日に松山中央公園で開幕する日米大学野球に臨む。

高校も大学も、チームのレギュラーに1年生など下級生が入ると、一生懸命プレーをするため、上級生も力を抜けなくなる効果がある。代表でも1年生の活躍でチームに活気をもたらしたい。

侍ジャパン大学日本代表メンバー(2019)

田中、森下ともに選考合宿での紅白戦で結果を残した。森下は22日に今秋ドラフト候補の宮崎産業経営大・杉尾からバックスクリーンへ特大アーチ。田中はこの日、失策で出塁後に「1球目から走れたのは収穫」と盗塁に成功した。持ち味の機動力だけでなく、左翼への二塁打も記録。猛アピールでメンバー入りを勝ち取った。

平塚での選考合宿を終えた生田勉監督は、前日の紅白戦でバックスクリーンへソロを放った森下翔について、「1年生でああいう打撃ができるのは素晴らしい」と、6番で起用したい考えを明かした。森下翔は「選ばれないと思っていた。元気よく、しっかり走者を還したい」と力を込めていた。

1年生では亜大・田中幹也内野手と中大・森下翔太外野手が選ばれ、1年生2人が入ったのは2007年の早大・斎藤佑樹、国学院大・村松伸哉両投手以来。神奈川・平塚市での代表候補合宿を打ち上げた田中は「合宿で学んだことを生かしたい」、森下翔は「スタメンで起用されるなら、長打力で期待に応えたい」と意気込んだ。

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