仙台六、東北福祉大・山野太一投手と元山飛優選手、仙台大・宇田川優希投手に注目

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東北福祉大と仙台大が熾烈な戦いを見せる仙台六大学リーグ、今年も東北福祉大の山野太一投手、元山飛優選手と、仙台大の宇田川優希投手がドラフト上位候補として注目され、優勝をかけた激しい戦いが予想される。

侍ジャパン大学代表入りも、東北福祉大・山野投手、元山選手

東北福祉大の山野太一投手と元山飛優内野手は、共に1年生の春からリーグ戦に出場をしており、山野投手はいきなり4勝0敗の成績を残した。大学2年春のリーグ戦では山野選手が4勝0敗、元山選手が打率.486で首位打者の活躍を見せ、リーグ制覇に大きく貢献をした。

そして山野投手は昨年春に5勝0敗、36回を投げて16安打51奪三振、防御率0.00という驚異的な成績を残し、秋も5勝0敗でリーグ連覇に貢献、これまで3年間で19勝、リーグ戦では1敗もしていない。元山選手も昨年春に打率.438でリーグ2位となり、また遊撃手としての守備に磨きがかかっている。

それでも山野投手は、「去年までは津森さんに頼っていた。自分がチームを引っ張っていかないといけない」と話し、2018年に日本一に輝いたエースの姿を見て、今年は成績だけでなく姿でもエースとしてチームを引っ張る決意を示した。また元山選手は「筋肉のバランスが悪かった」と昨年までを振り返り、これまでしていなかったウエートトレーニングのためにジムに通い始めた。しなやかな動きが魅力の選手だが、「体が締まった感じがするし、筋肉量が増えた」と話し、力強さを見せている。

二人は3月に行われる侍ジャパン大学代表候補合宿にもメンバー入りしている。プロ入りが目標だが、山野投手は「チームや自分が結果を出せれば自然と近づいていく」と話し、元山選手も主将として「チーム優先に考えて自分のパフォーマンスをみせていければいい」と話した。大学野球選手権で二人のそのままの力を見せ、大学代表でもプレーすることができれば、ドラフト会議の指名は確実となる。左腕投手、遊撃手という事もあり、ドラフト会議では上位に入ってくる可能性も十分ある。

全国デビューへ

その東北福祉大と激しく戦うのが仙台大、昨年は稲毛田渉投手、大関友久投手、小林快投手という150キロ前後を投げる投手をそろえたが福祉大に春・秋の連覇を許した。しかし今年は152キロ右腕の宇田川優希投手がエースを務め、東北福祉大に照準を絞る。

宇田川投手は184cm95kgの身体から152キロの速球を投げ、ドラフト上位候補として評価されているものの、高校時代も八潮南高校でプレーし、まだ全国の舞台に立ったことが無い。昨年11月の大学代表候補合宿には参加したものの、3月合宿のメンバーには入ることができず、「全国でアピールしないといけない」という思いは強い。

その宇田川投手は「球の勢いにばらつきがあると感じていた」と話し、そのバラつきを抑えるため、下半身主導を意識して右足内転筋を強化した。ブルペンではフォーム固めを続けており、「速さもキレもいいと感じている」と手ごたえを口にした。2月19日から広島の呉でキャンプを行い、東北福祉大の山野投手打倒を掲げる。

能力は十分に評価されている。後はチームを勝たせて全国に引っ張ることができるか、そしてその全国の舞台で150キロ級の投球を見せることができれば、ドラフト上位候補として注目されることになる。

仙台大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

チームは千葉・鴨川合宿を経て、4月の春季リーグ戦開幕に向かう。2人は3月の侍ジャパン大学代表選考合宿メンバーにも選ばれており、目標のプロ入りへ活躍したいところだが、気負いはない。「チームや自分が結果を出せれば自然と近づいていく」と山野が話せば、元山は「チーム優先に考えて自分のパフォーマンスをみせていければいい」。福祉大で日本一をつかむため、全力を尽くしていく。

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