北海道日本ハムがドラフト1位指名を公表した日本体育大の矢澤宏太投手が、東海大戦で投手として結果を残した。北海道日本ハムの山本アマスカウトグループ長が評価をしている。
力を見せる
今季は5回の前に降板する試合もあるなど本調子ではなかった矢澤宏太投手だったが、この日の東海大戦で結果を見せると意気込みを見せていた。
そしてこの日、最速は146キロながらも得意のスライダーやチェンジアップを使い、強豪の東海大を8回3安打2失点に抑え、リーグ通算13勝目を飾った。「いつもより集中して投げられたかなと。回を重ねるに連れてバランス良く投げられました」と話した。
矢澤投手は北海道日本ハムが1位指名を公表したことについて、「すごくうれしく思います」と喜んだ。そして、「スカウトの方とは、評価していただいている方で勝負したいと話していました。その中で日本ハムさんは、どっちの可能性を求めてもいいんじゃないかと。自分の能力を最大限生かしていければ」と、二刀流を認めてくれたという。
この日はその日本ハムの山本アマスカウトグループ長が視察し、「両方いい。強いボールが投げられますし、スライダーもいいものがある。負けん気が強そうな選手。運動能力は素晴らしく、投打ともにまだ伸びる」と評価した。
矢澤選手は体が大きくなく、体脂肪率も非常に低そうで、瞬発力型のアスリートタイプといえる。プロでは体を大きくして1試合を投げられるスタミナ、そしてシーズンを通して力を出すためのスタミナをつけていく必要がある。そういう意味ではまだ成長過程の選手であり、その時点でこれだけの能力を見せているのは末恐ろしい。
視察した日本ハム山本一徳アマスカウトグループ長も「(直球、変化球)両方いい。強いボールが投げられますし、スライダーもいいものがある。負けん気が強そうな選手」と話した。
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