開幕した関西六大学の秋季リーグ戦では、大阪経済大の試合に8球団のスカウトが視察し、林翔大投手、柴崎聖人外野手の視察を行った。
中日スカウトが評価
林翔大投手は最速151キロの速球を投げ、変化球を織り交ぜた投球術で抑えるのが魅力の投手。この日は京都産業大戦で先発すると、9回6安打12奪三振で1失点に抑え、完投勝利を挙げた。「序盤は球がバラついて、コースも甘めでホームランを打たれましたけど、そこから立て直して制球良くいけました」と話した。
プロで中日や阪神のコーチをしていた高代監督は、「潜在能力のある子。中盤から修正して、試合をつくるというふうに投げてくれました」と話し、試合をしっかりと作ったエースをたたえた。
この日は8球団のスカウトが視察をしたが、中日の山本スカウトは「昨秋は球が走らない時期もありましたけど、真っすぐの球威、強さが戻ってきています。しかも両サイドにきっちり投げ分けられています」と成長しているところを評価した。
大阪経済大からは一昨年に才木海翔投手がオリックスの育成ドラフト2位で、また昨年も津田淳哉投手が阪神に6位で指名されており、林投手もプロ入りを目指して「先発として試合をつくれること、磨いてきたベース上の真っすぐの強さをアピールしていきたい」と話した。
仕事人
また柴崎聖人外野手も注目される。昨年12月の侍ジャパン大学代表候補強化合宿に参加して攻守に良いプレーを見せてプロも注目をすると、春のリーグ戦時にはプロ志望届を提出することを表明した。
この日も3番ライトで出場すると、初回に3ベースヒットを放つなど2安打を放ち、4度の出塁をするなどチャンスメイクをした。
合宿時には50m層で6秒02を記録、遠投110mの強肩もある柴崎選手、まずはあと13本に迫っているリーグ通算100安打を達成し、ドラフト会議で勝負したい。
コメント