横浜DeNAが今年のドラフト会議で桐光学園・松井裕樹投手を1位指名する事を決定した。
ニッカンスポーツによると、高田GMが「うちは松井君しかいなかった。たとえ10球団来ようが、よその選手にいくわけにはいかない」と話したとのこと。2月のスカウト会議で即戦力投手の指名を確認しその時にも断トツの評価で、3月のスカウト会議では1位指名する方針を確認していた。そして5月17日にもスカウト会議を開き、1位指名を再確認したという。
中畑監督も「松井はうちにぴったりの選手でしょ。救世主となってくれる星の下に生まれてるんだよな。地元からスーパースターになっていくストーリーが見える」と話したらしく、球団内では松井投手1位指名で統一されている。これからチーム状況がどのようになっても、この方針が変わる事はないでしょう。
松井投手はベイスターズジュニアでプレーした経験もあり、昨年夏の甲子園でも中畑監督がその事に触れていた。しかし、ドラフト1位評価は地元優先というわけではなく、実力で他の選手より抜けていると判断したようだ。
横浜DeNAは打撃ではブランコ選手を軸に、松本啓二朗選手なども成長し、また昨年のドラフト1位で内野手の白崎浩之選手を指名したことで層は厚くなっている。また2011年ドラフトで指名した高校生野手達がファームで成長をみせている。
反面、投手陣の層が薄く、国吉佑樹投手や加賀美希昇投手が不調やケガにより登板できないなど、若手投手陣が伸び悩んでいる。また左腕投手不足は著しく、先発ではベテランの藤井投手1人が活躍している状態。
松井投手は補強ポイントにも合致しており、指名は確実と見ていた。また2位以降でも横浜商大・岩貞祐太投手など左腕投手を複数人指名するのではないかと見られるほか、三嶋一輝投手、井納翔一投手の活躍から即戦力右腕も積極的に指名すると見られる。抑えの山口俊投手の離脱で抑え投手の指名もありそうだ。
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