ドラフト1位投手、東北楽天・松井裕樹投手は近日ブルペン入り、広島・大瀬良大地投手はスロー調整、阪神・岩貞祐太投手は熱が下がらず

大瀬良大地, 岩貞祐太, 松井裕樹

 各球団のドラフト1位投手に調整スピードの差が出つつある。東北楽天の松井裕樹投手は合同自主トレの第2クールにもブルペンに入って投球練習をする方向で調整をしている。広島の大瀬良大地投手はスロー調整だった野村祐輔投手のペースを軸にする。また阪神のドラフト1位・岩貞祐太投手は昨日発熱をしたが、この日はさらに熱が上がり第3クールを欠席する可能性も出てきた。

 

田中将大投手並みのスピード調整

 東北楽天のドラフト1位・松井裕樹投手は合同自主トレの第1クールを終えた。そして「トレーナーさんと話をしています。第2クールで、どこかで入ることになります」と話し、第2クールに早くもブルペンで投球練習をするとの事だ。高校生ルーキーがこれだけ早くブルペン入りするのは珍しいが、東北楽天では田中将大投手が1月15日にブルペン入りし話題となった。その後の高校生投手は、昨年ドラフト1位の森雄大投手などもキャンプに入ってからブルペン入りしているが、松井裕樹投手は田中将大投手と同様のペースで調整をしている。本気で開幕1軍を期待されている。

 松井投手にとってはチャンスの年でもある。田中将大投手と同じチームになる事はできなかったが、田中将大投手の24勝の穴を埋めるという宿題をもらい、1軍で登板するチャンスが与えられた。これを掴んで田中将大投手の道に乗ることができれば、将来はメジャーまでつながっていく。ただし、釜田佳直投手が1年目に活躍したものの昨年はひじを痛めたように、後に影響するなような無理はしないで欲しい。

 

大瀬良大地投手、岩貞祐太投手、石川歩投手

 一方、大瀬良大地投手については、山内投手コーチが合同自主トレを視察し、2年前に新人王を獲得した野村祐輔投手と同じペースで調整させる方針を示した。野村投手といえば、本来はキャンプ入りしてすぐにブルペン入りしアピールをする新人投手の中で、なかなかブルペン入りをせずに話題となった。そして2月19日にフリー打撃で初登板すると、28日の紅白戦で登板し、オープン戦で調子を上げて行った。しかし1年目で9勝をあげて新人王に輝いている。選手の実力を首脳陣が認め、お互いの信頼関係がなければ1年目からスロー調整は難しい。大瀬良投手には既に開幕1軍とローテーション確定という事を決めているのだろう。

 阪神の岩貞祐太投手も順調にトレーニングをしていたのだが、昨日37.2度の熱を出すとこの日はさらに熱が上がり静養に努めた。体力が失われているのは間違いなく、ここで焦って故障したり体調を崩したら元も子もない。若干調整のスピードを落とすことになりそうだ。

 千葉ロッテのドラフト1位・石川歩投手はプルペンで33球の投球を行った。ブルペン捕手は「1軍トップクラスなんじゃないか」と非常に高い評価をしている。

 

  楽天のドラフト1位・松井裕樹投手(18)=桐光学園=が17日、新人合同自主トレ第2クール(18日から3日間)でブルペン入りすることを明かした。「トレーナーさんと話をしています。第2クールで、どこかで入ることになります」。田中ら一部の例外はあるものの、楽天の高卒ルーキーでは異例の早期ブルペン。キャンプへ向けて順調にステップを踏んでいる。

 楽天の高卒ルーキーでは、昨年の1位・森、一昨年の2位・釜田はともに自主トレ期間にはブルペン入りせず、昨年は3位の大塚が、1月27日に入ったのが最速だった。1月15日に初ブルペンに入った07年の田中と同様に、英才教育が施されることになりそうだ。

  金の卵が「新人王調整」を進める。広島・山内泰幸投手コーチ(40)が17日、大野練習場での合同自主トレを視察。春季キャンプでドラフト1位・大瀬良大地投手(22=九州共立大)に対し、2年前の野村と同様の調整過程を歩ませる方針を示した。

 大瀬良のスケジュールについて「ある程度の日にちは伝えてある。野村が、いつ投げたかを考えてもらったらいいと思います」と話した。2年前の野村は2月19日にフリー打撃に初登板。同28日に紅白戦に登板し、3月4日に対外試合デビューを果たした。その年の新人王へとつなげた調整過程と同様の歩みをする。

 16日の朝、定期的に行う体温検査で37・2度の熱が判明し、練習を回避した。インフルエンザの検査では陰性だったものの、一夜明けて、さらに熱が上がっていた。

 18日から第3クールがスタート。首脳陣の前で初めてブルペン入りする予定だったが、回避される公算が高まった。同チーフトレーナーは「(あす以降も)様子をみて判断する」と話すに留めた。出遅れは確実だけに、2月1日の沖縄・宜野座キャンプに赤信号が灯った。


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