優勝候補の中京大中京が初戦で姿を消した。この夏は苦しんだプロ注目の4番・鵜飼航丞選手は終盤に2安打を放ち、将来を見据えた。
4番
鵜飼航丞選手は高校通算56本塁打を放つ。早稲田実との練習試合でも2本塁打を放ったが、打席でのバランスも良く、下半身で粘ってバットですくい上げる事もできる東海NO.1スラッガーだと思う。
しかし鵜飼選手は、6月10日に左太ももを故障し、その後は自分の打撃ができずに愛知大会でも打率.190と苦しんだ。「みんなに連れてきてもらった甲子園、恩返ししたい」と臨んだこの試合だったが、初回の好機では三振を喫した。左の平元銀次郎投手の沈む球を強引に引っ張っていくような打撃で、普段ならそれでもバットの先で運べるが、足の故障の影響もあってかバットに届かなかった。
第3打席まで2打数0安打1四球だったが、第4打席はライト前に、第5打席はセンター前にヒットを打った。逆方向への意識をし、しっかりとはじき返す打撃を見せた。4打数2安打0打点。「僕がもっといい選手なら、勝てていた」と話したものの、「出せる力は全部出せた」と話した。
大学進学
プロも注目するスラッガーだが、鵜飼選手は試合後に、「もっとレベルを上げてプロを目指したい」と話し、大学に進学する意思を明らかにした。
清宮世代のスラッガーとして通算56本塁打を放ち名を挙げてきた鵜飼選手、U18代表候補にも入っており、清宮選手や増田選手などとプレーする可能性もあるが、大学でさらに成長し、世代を代表するスラッガーとして4年後のプロ入りを目指す。
2017年度-高校生内野手のドラフト候補リスト
侍ジャパンU18日本代表第1次候補選手
高校通算56本塁打、プロ注目のスラッガーは「(大学で)もっとレベルを上げてプロを目指したい」と次の目標へ、前を向いた。
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