日大三は2年生の井上広輝投手が先発し、6回3失点で降板した。試合に敗れたものの、スタンドで注目したスカウトから高い評価が贈られた。
147キロ右腕
井上広輝投手は昨年秋に1年生ながら145キロを記録して注目されると、センバツ大会では初戦でリリーフで登板し、最速147キロを記録して6回無失点の好投を見せていた。
この日は先発を告げられた。5回までは無失点の好投を見せたものの、徐々にヒットを許すようになると、6回に3ベースヒットなど4本のヒットを浴びて3失点、相手の三重・定本拓真投手が日大三打線を無失点に抑える好投を見せる中で、粘り負ける形となった。
「精神的にきつくて、気持ちを切り替えられなかった。粘ることができず悔しいです」と反省を口にした。
スカウトは来年の上位候補として評価
それでも初戦とこの日のピッチングを見たスカウトは高い評価をしている。
巨人の青木スカウトは「肘の柔らかさ、しなりがあって見ての通り素晴らしいです」と評価すると、千葉ロッテの永野チーフスカウトは「柔らかさと力強さがある。奥川と2人は来年のドラフト上位候補で間違いなし」と話し、この日、好投を見せた同じ2年生の奥川恭伸投手と共に、来年の上位候補として位置付けた。
「自分の直球はまだまだだと感じた。甲子園でいい結果が出せるように頑張りたい」と話した井上投手、今後の成長が非常に楽しみだ。
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日大三147キロ右腕、井上粘り負け 日刊スポーツ紙面 2018/3/30
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