横浜・及川雅貴投手が149キロ、6球団16人スカウト集まり「すごく良くなった」

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千葉県船橋市内のグラウンドで専大松戸、常総学院、横浜高の変則Wの練習試合が行われ、横浜高校は高校四天王の一人、及川雅貴投手が専大松戸線の5回から登板した。

149キロ

及川雅貴投手は昨年秋の神奈川大会は2ケタ奪三振を続ける投球を見せていたが、秋季関東大会の春日部共栄戦で打ち込まれてコールド負けを喫した。センバツに出場できたものの、明豊戦でも請求が定まらず2回2/3で5安打5失点という投球だった。その後、春季神奈川大会ではエースを2年生の木下投手に譲り、背番号10でリリーフで登板をしていた。

この日も専大松戸との試合で4-5とリードされた5回から登板となった。そしてこの日はストレートは149キロを記録し、5回を投げて3安打で無失点、9つの三振を奪う快投を見せた。及川投手は「久しぶりにいい感覚でした。これを忘れないようにしたい」と笑顔を見せた。

千葉県出身の及川投手、この日は両親が球場に来ていたが、母は「今はつらいと思うけれど、何とか乗り越えてほしい」と話し、母の日の大きなプレゼントとなった。

スカウト注目

この日は専大松戸、常総学院、横浜とどのチームにもプロ注目選手がいる事から、6球団16人のスカウトが集まった。及川投手については、中日の小山スカウトが「左右のぶれがなく、バランス良いフォームに戻った」と話すと、巨人・円谷スカウトも「気持ちよく投げられている。リズムがすごく良くなった」と話した。

及川投手はもっと自信をもっていい。ストレートも変化球の相手を見下ろして投げれば打たれないレベルのものをすでに持っている。この日の投球で再び中学時代のような自信にあふれた投球ができるようになるだろう。

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及川は開口一番「久しぶりにいい感覚でした」とホッとした表情を浮かべ「これを忘れないようにしたい」と話した。体重移動、トップの作り方など、課題が全て「しっくりいきました」という。「左右のぶれがなく、バランス良いフォームに戻った」(中日小山スカウト)「気持ちよく投げられている。リズムがすごく良くなった」(巨人円谷スカウト)など、ネット裏からも高評価が相次いだ。

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