夏の高校野球・ 福島大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度C

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夏の高校野球・福島大会が7月10日に開幕する。140キロ中盤を投げる投手や通算40本のスラッガーなどがいるが、ドラフトで指名確実のような選手はいない。地区のドラフト的注目度はC。

注目選手

昨年はドラフト会議で指名された選手はいなかったが、聖光学院の矢吹栄希選手(東洋大)や衛藤慎也投手(関西学院大)などが注目された。

今年、注目される選手はいない。

その他の選手

聖光学院は昨年のメンバーで、1番を任された小室智希選手を中心に主軸も強い打撃を見せるものの、例年ほど注目をされている感じが無い。投手も3年生の須藤翔投手は安定感ある左腕で、2年生の箱山直暖投手が切れのあるチェンジアップで春に好投を見せ、196cmの渡嘉敷乾投手など楽しみな投手もいるが、昨年までのような、計算できるような安心感は感じられない。

その中で、東日本国際大昌平の村上椋音投手は144キロの速球を投げ、今年春の県大会決勝で先発し1失点完投勝利を挙げた。また藤井玲衣投手も140キロを超える球を投げ、2枚看板がしっかりしている。中軸を打つ水戸部稜希選手も鋭い打球で外野の間を割っていく長打力がある。

学法石川も良い。横山凌投手は177cm81kgから145キロの速球を投げ、ピンチになるとギアを上げて1試合のペースを作る。そして藤原涼雅選手は168cmだが体重は87kg、迫力ある打撃から高校通算40本のホームランを放っており、福島NO.1スラッガーと評価される。2年生の木上玲伸投手も130キロ後半を記録し、同じく2年生の佐藤日翔選手はサードで出場して春は12打席連続出塁を記録、また投げても140キロを記録し、来年にかけての福島NO.1野手になる可能性がある。

春に聖光学院を倒した福島商は昨年秋にベスト4、春もベスト8と力があり、エース・大内良真投手は143キロの速球を投げ、スタミナも十分の投手。打撃でも渡辺直紀選手がフルスイングから高校通算15本塁打の強打者で、投打の軸がしっかりしていることが、チームが常に上位に勝ち上がる理由になっている。

日大東北の磯上航希投手は170cmだが143キロのストレートにスライダー、ツーシーム、ゼロシームなどの動く球を織り交ぜて打ちづらい。控えの古川蓮投手も135キロのストレートを投げる。小高産業技術の渡部絢斗投手も140キロの速球を投げる力がある。須賀川の榊枝晃太投手は181cm80kgの体から130キロ後半の球を投げ、打撃でも迫力のある強打を見せる。学法福島の相曽友輝投手は、130キロ後半の球速以上に感じる質の良い球が魅力。ふたば未来学園の国分渉投手も176cmから130キロ後半の速球を記録し、春ベスト4入りに貢献した。

尚志の佐藤孝紀選手は170cmの右バッターだが、通算30本近いホームランを打つ。

優勝予想

昨年夏は聖光学院が12連覇を達成、秋も聖光学院が優勝をしている。しかし、春は生光学園が早々と敗れ、優勝は東日本国際大昌平、準優勝は学法石川。日大東北、ふたば未来学園がベスト4に入った。

試合巧者の聖光学院で、1年生にも有望な選手が入っているものの、これまでに比べると厳しいという印象を受ける。それを見て学法石川や東日本国際大昌平などが、今年こそいけるという意気込みを見せている。特に学法石川は仙台育英を何度も甲子園に導いた佐々木監督が率いているだけに、焦りや慌てる事なく選手を導きそうだ。

実力のある日大東北や光南、いわき光洋、聖光学院に土を付けた福島商、好投手のいる学法福島や須賀川、小高産業技術などもこのチャンスを逃さない。

2019年度以降-高校生-福島県のドラフト候補リスト

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