夏に復活なるか、羽黒・篠田怜汰投手、木更津総合・根本太一投手

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昨年の夏の甲子園は、大阪桐蔭の根尾昂選手、藤原恭太選手や金足農の吉田輝星投手が主役となったが、2年生投手がキラ星のように輝き、高校生投手四天王として今年のドラフト1位候補になっている。その中で、羽黒の篠田怜汰投手と、木更津総合・根本太一投手は調子を落としていた。

輝きを放った2年生投手

昨年の夏の甲子園番付を見ると、投手の方は2年生が多く登場している。星稜・奥川恭伸投手、創志学園・西純矢投手、横浜・及川雅貴投手が番付の上位を占め、そしてこの3人は今年の高校生投手四天王としてドラフト1位指名が確実な状況になっている。

そして他にも、日大三・井上広輝投手、興南・宮城大弥投手などが名を連ねているが、関脇に木更津総合の根本太一投手、小結に羽黒の篠田怜汰投手の名前を挙げた。

根本投手は最速149キロの速球を投げ、甲子園でも力強い球と共に変化球も良い所から曲がっており、下関国際戦では先発して7回4安打8奪三振2失点(自責点0)の投球を見せた。180cmと上背もあり、プロ志望をすれば今年のドラフト上位候補になる選手として期待をしていた。

しかし、昨年11月に肩の故障をすると、今年に入って投球を開始したものの、春から夏にかけて、昨年のような鋭いストレートと変化球を投げられていない。それでも夏に合わせて調整をしているとみられる根本投手、この夏にまたあの140キロの球を見たい。

羽黒の篠田怜汰投手も最速145キロの速球を投げ、昨年夏の甲子園では奈良大付戦で8回2/3を投げて12安打で4失点という内容だった。しかし、長い足と腕でのびやかで大きなフォームから投げられる球は素晴らしい伸びがあり、そのストレートの制球も抜群だった。山形大会では、もっと伸びがあり空振りを奪えていて、今年のドラフト候補として注目される存在だった。

しかし、夏の甲子園が終わると、体力的な疲労や精神的な燃え尽きもあったのか、伸びやかなフォームが消え、今春は初戦で山形学院に5-0から逆転負けを喫した。しかし、昨年冬から体の切れを取り戻す走り込みを続け、参加したU18代表候補合宿では、奥川投手、佐々木投手などと交流し、体の柔軟性の重要さを認識し、股関節の柔軟性を高めるトレーニングを行った。

そして6月、日本文理との練習試合で久々に登板をすると、ストレート一本で4回を投げて1安打無失点に抑え、伸びのあるストレートが戻ってきたという。「やり直してきたことが結果に出て、自信が持てた。」と話し、夏を迎える。

2018年夏の甲子園ドラフト番付
2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト

山形に戻ると長い手足を生かした投球フォームに躍動感が消えた。秋は東北大会出場もセンバツ出場を逃した。今冬は1周約180メートルの体育館でひたすら走り込んで、体を作り直した。1周30秒などタイムも自己設定。それでも今春は県大会初戦で山形学院に5-0から逆転負けを喫した。打たれても完投させたのは、完投責任を植え付ける渋谷瞬監督(37)の荒療治でもあった。


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