花巻東・西舘勇陽投手が147キロで12安打8奪三振完投

花巻東, 西舘勇陽

花巻東の153キロ右腕・花巻東の西舘勇陽投手がこの日も初回に失点をしたが、9回は三者三振に斬って取り、9回3失点で完投勝利した。

怪物候補

花巻東の西舘勇陽投手は182cmの本格派右腕で、佐々木監督もその素質を1年時から注目しており、大谷2世と呼んでいた。しかし、その後はやや伸び悩み、2年時ではまだ一本立ちできず、3年生となった今年も背番号1を背負うが、チームメイトに救われる投球が目立っていた。それでも7月の練習試合では複数スカウトが注目する中で153キロを記録するなど、怪物の素質を持った投手である。

この日の岩手大会準々決勝では、実力校の一関学院との対戦で西舘投手が先発した。しかし初回に先制点を許すなど、これまでと変わらない不安定な立ち上がりを見せた。味方打線が序盤に6点を奪うと、4回、5回にも1点ずつを失い3失点、しかしそこから粘りの投球を見せて6回以降は無失点に抑えると、9-3となった9回には三者連続三振に斬って取り試合を締めた。この日の最速は147キロだった。

今大会初戦の花巻北戦では9回に登板をすると4点を失い逆転を許し、あわや初戦敗退かとなった。怪物候補は立ち上がりがものすごい不安定で、またこの日も6回からエンジンがかかるなど、エンジンがかかるのが非常に遅い投手なのかもしれない。

準決勝は黒沢尻工と対戦するが、注目の佐々木朗希投手の大船渡もベスト4に勝ち上がった。共に勝利すれば決勝で対戦する。怪物との対戦で怪物候補が、ようやく目を覚ますかもしれない。

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大船渡・佐々木朗希投手(3年)より先に「新怪物候補」と称されていた逸材だ。腰痛などに苦しんできたが今冬に腰痛は完治。だが、安定感には不安もあった。春の練習試合で150キロを記録したが、東北大会では東北学院戦で救援し、逆転負け。今夏の初戦でも3点リードの場面で登板し、一時逆転を許すなど不本意な内容が続いていた。

最速147キロの直球を軸に、8三振を奪う力投。「先発は朝の練習中に言われた。予想はしていたので、慌てずにしっかり準備できた。野手のみんながしっかり守ってくれて助けられた。自分らしさは出せたと思う」と振り返った。


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