知徳高で198cmから152キロの速球を投げる小船翼投手と、高校通算17本塁打の松本陣選手がプロ志望届を提出した。
大安吉日に
知徳高校の小船翼投手と松本陣内野手がそろって、大安吉日のこの日に近隣の郵便局からプロ志望届を投函した。小船投手は「石塚君や今朝丸君ら有名選手と同じ日でなければ、いつでもと思っていました。ワクワク感が大きい。ドラフトが楽しみです」と話した。
小船投手は198cmから球速が昨年からぐんぐんと伸ばして152キロを記録し、特に春先などに大阪桐蔭や花咲徳栄などの強豪と練習試合を重ねて結果も残し、注目投手になっていた。夏の静岡大会ではチーム全体の強さが増した戦いで準々決勝まで勝ち上がり、小船投手も4試合全てに先発をして148キロを記録していたが、19回1/3を投げて18安打10失点(自責点6)と本調子からは程遠い内容だった。
準々決勝で聖隷クリストファーに2-4で敗れ、進路について「監督や家族と話し合って決めたい」と慎重な姿勢をしめしていたが、すでにプロ一本というのは決まっていた。現在は「もっと頑張らないと」と夏に負けた事で後輩に交ざってプロに向けたトレーニングに力を入れているという。
プロ志望届を提出したことで、プロとの接触が可能となる。「現在の力であったり、フォームについて聞いてみたいです」と話した小船選手、「育成でも行きます」と育成ドラフトでもOKの姿勢でドラフト会議を待つ。
予想としては育成ドラフトでの指名か、支配下ドラフトの下位でということろだと思う。この夏に力強いストレートをあまり見せられなかったが、その分、変化球で粘りの投球ができる姿を見せていた。しかしフォームにはまだ引っかかりがあり、よりスムーズにすることができそうだ。
また、主将としてチームを率い、高校通算17本塁打を放っている松本陣内野手もプロ入りを目指す。少年野球を始めたときから「18歳で出すと決めていました」と話し、「やっとスタートラインに立てた感じ。うれしいものがあります」と話した。
今夏の静岡大会は1番サードで出場し、初戦の浜松日体戦と3回戦の浜松学院戦でホームランを放つなど、18打数7安打2本塁打で7打点と大活躍を見せた。「翼を見に来たスカウトの方に、多少アピールできたと思います」と話し、「厳しいのは分かっています」と話したものの、少年の頃に決めた夢に向かって、真っ直ぐ進んでいく。
知徳コンビプロ一本届け投函 ー スポニチ静岡版
コメント