巨人のドラフト1位・小林誠司捕手、横浜DeNA・関根大気選手が初ヒット

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 各球団のルーキーが実戦モードに入っている。巨人のドラフト1位・小林誠司捕手は紅白戦に出場すると第1打席でヒットを放ち、長嶋名誉監督から攻守に高い評価を受けた。また横浜DeNAの高卒ルーキーも紅白戦に1番センターで出場し初打席でいきなり2ベースを放った。

 

ポスト阿部に太鼓判

 小林選手はリードでも昨年調子が上がらなかったものの1軍で投げている宮国投手を、低めに投げるように要求し続けて2回を無失点に抑える。その後も投手に声をかけ続け、またランナーを出した場面では牽制を続けさせる相手にいやらしいと思わせるリードをしていた。宮国投手は「よく声を掛けてくれて非常に投げやすかった」と話している。

 肩を見せる場面は見られなかったがイニング間の練習で強肩を披露すると、試合を見ていた長嶋名誉監督は「肩がいいし、打球もいい。使い方もうまい」と打撃やリードに高い評価をした。そしてポスト阿部と期待されていることについて長嶋名誉監督は「クールさを持っている。ほとんどそうなるんじゃないかな」と太鼓判を押した。

 

打撃評価も守備でマイナス

 また横浜DeNAで高卒野手のルーキーで12球団唯一1軍キャンプに参加している関根大気選手は、1番センターで紅白戦に出場すると、2ストライクと追い込まれながらもチェンジアップにあわせて右中間に2ベースヒットを放った。中畑監督も「2ストライクからのヒットで何かを持っている」と評価した。

 しかし打撃ではその後2三振、北方悠誠投手の152km/hの速球には手が出なかった。守備では打球判断を誤るなど、アウトを取れた打球をヒットにする場面や、筒香選手のヒットを2ベースに抑えきれずに3ベースを許してしまうなど課題を見せた。

 関根選手は「北方さんは今まで戦ってきた投手の中で一番速かった。全ての面でレベルアップしないと通用しない」と話し、中畑監督も守備面について「マイナスポイントじゃなくてダメージになる。」と守備の課題が克服できなければ試合に出場できなくなると話した。

 今はプロでプレーするのに何が必要かを洗い出していく時期だろう。開幕1軍は期待したいものの、時間をかけてでもチームのリードオフマンになって欲しい。

 

 小林は「8番・捕手」で先発出場した。2回2死一塁、小山の初球内角直球を左前に運んだ。5回には笠原の2球目スライダーを力強く引っ張った。三塁手・村田に好捕され、初長打とはならなかったが「積極的にどんどんいきました。バットを振れて良かった」とさわやかに振り返った。

 守っては初回、先発・宮国のボールが高めに浮いていると感じると「もっと低めに」とすぐ声を掛けた。2回はしっかり低めに制球されるようになり3者凡退。「宮国が良かっただけです。真っすぐでいきながら、内も使いながらと話し合っていました」と年下右腕をしっかりリードした。

 観戦した長嶋終身名誉監督は、阿部の後継者として期待される小林について「いいね。肩は良いし、バッティングもキャッチングも良い。配球もうまい。捕手としてのクールさを持っている。ほとんどそう(後継者に)なるんじゃないかな」とその才能にほれ込んだ。午前中の訓示では「勝つ!勝つ!勝つぞ!」と左手を突き上げて叫び、巨人監督だった94年の「伝説の10・8」中日戦での名演説「勝つ3連発」でナインを激励。当時、5歳だった小林は「勝つ3連発」について「知らなかったです」とその気迫に目を丸くした。

ルーキー関根 二塁打デビューも2三振を反省 - スポーツニッポン:2014/2/12

 DeNAの高卒ルーキーの関根が白組の「1番・中堅」で実戦デビュー。初回に2ストライクと追い込まれながら、チェンジアップを右中間二塁打した。

 中畑監督は「持っているよね。十分にアピールしてくれた」と高く評価した。しかし、2打席目以降は2三振。関根は「北方さんは今まで戦ってきた投手の中で一番速かった。全ての面でレベルアップしないと通用しない」と反省を口にした。

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