浅田将汰投手が5回ノーヒット、巨人スカウト「指先の感覚も器用」

浅田将汰, 林優樹

U18ワールドカップ、この日の南アフリカ戦で先発したのは浅田将汰投手だった。5回を投げてノーヒット8奪三振の好投を見せた。

この日の朝に先発告げられ

浅田将汰選手は8月24日の練習試合で死球を受け、26日の大学代表との壮行試合では登板はせずに6番DHで出場しており、投球を開始したのはこの日の前日の8月30日からだった。しかし、この日の南アフリカ戦では、東邦の石川昂弥選手や東海大相模の遠藤成選手などの先発の予想もあったが、永田監督はこの日の朝に浅田投手に先発を告げた。

浅田投手は「最初は緊張した」と話し、ストレートが高めに浮く悪い癖が出ていた。しかし、徐々に鋭いスライダーを使い低めに落とす感覚が戻ると、ストレートも高めに浮く球は少なくなった。その後はチェンジアップなども徐々にコントロールできるようになり、危なげない投球を見せた。

この日は球速表示はほとんどが130キロ台中盤、真っすぐもなかなか低めにはいかずに、まだ本調子とは言えない投球だったが、相手はやや格下の南アフリカという事もあり、5回を投げてノーヒットピッチング、四球で1人のランナーを出したが、三振ゲッツーに取っており、5回を15人で片づけた。

この投球に視察していた巨人の長谷川スカウト部長は「真っすぐとチェンジアップで緩急をつけて、丁寧に投げていた。指先の感覚も器用だね」と評価した。浅田投手は140キロ後半の速球も魅力だが、縦に鋭く曲がる変化球など変化球の魅力の投手、進路をプロ一本としており、その点を評価されている。

浅田投手は4月に行われた代表候補合宿には、春季熊本大会の決勝と日程が近くに重なったが、決勝戦で登板した後にそのまま大阪に向かい、代表合宿の最終日のシート打撃に志願登板をしている。もちろん実力でも全国トップクラスだが、この心意気も買ったのだろう、U18代表メンバー入りを果たしている。代表入り、そしてプロ入りと見事に夢への道を確実につないでいる。

投手陣結束

6回には今大会初登板となる林優樹投手が登板し、こちらも危なげなく3人で片づけた。ノーヒットノーランリレーを繋いだ。

また、試合後に浅田投手は「佐々木と奥川が1次ラウンドで投げられない可能性が高い。スーパーラウンドで2人に投げてもらいたい。2人を投げさせられるような投球をしたい。チーム全体でもそういう話をしています」と話し、疲労の影響のある奥川恭伸投手と、血マメの影響で登板できていない佐々木朗希投手を、スーパーラウンドで登板させるために、チームの投手陣が結束が固まっている。

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最初の練習試合だった8月24日の駒大戦。「5番・左翼」で出場し、第2打席に右肘に死球を受けた。打撲だったが登板予定は白紙に。この日が7月23日の準決勝で敗れた熊本大会以来、39日ぶりの実戦マウンドだった。巨人・長谷川スカウト部長は「真っすぐとチェンジアップで緩急をつけて、丁寧に投げていた。指先の感覚も器用だね」と評価した。

軸となるはずの佐々木、奥川が万全でない中、投手陣はスクラムを組んで戦っている。両右腕は1次ラウンド中は温存されることが確実。同ラウンド敗退なら出番なく終わるかもしれない。「2人に投げてもらいたい。2人を投げさせられるような投球をしたい。チーム全体でもそういう話をしています」と浅田は語った。

8月24日に行われた駒大との練習試合では右肘に死球を受けた。投球練習を再開したのは前日で、4強で敗退した熊本大会以来となるマウンドだった。「不安はあったけど集中して一球一球投げた」とぶっつけ本番で結果を出した。 


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