報徳学園で、センバツに背番号1を付けて準優勝をした間木歩投手は、夏の甲子園ではわずか4球だけに終わった。
「ありがとう」
間木歩投手は180cm81kgの右腕投手で最速144キロの速球を投げ、センバツでは背番号1を付けてチームを準優勝に導いた。しかし報徳学園には今朝丸裕喜投手がおり、夏にかけて成長をした今朝丸投手がこの夏は背番号1を付け、この甲子園の初戦も先発をした。
その今朝丸投手が初回に2失点すると、7回にも1失点して降板すると、交代したのが背番号10を付けた間木投手で、今朝丸投手が残した2アウト1,2塁のピンチを、4球で空振り三振を奪って無失点に抑えた。その裏の攻撃で代打が出たために、間木投手の投球は4球だけに終わり、その後、逆転を信じてベンチで声を出したものの、試合は1-3で敗れた。
どこのチームでもエースとして評価される投手だったと思う。しかしこの夏は兵庫大会でも13回1/3で4失点と本来の調子ではなかった。試合後には「ここまで来られたのも今朝丸のおかげ。ありがとう、またどこかで敵として投げ合いたい、と伝えました」と話し、3年間エースを争って成長したライバルに感謝した。
間木投手は大学に進学し、4年後のプロ入りを目指す。おそらく今朝丸投手は今年のドラフト会議で指名されるとみられ、投げ合うことができるのは、5年後、プロの舞台でということになるか。二人のエース争いはまだまだ続いていく。
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【甲子園】今朝丸とエース背番を争った報徳学園の間木「またどこかで敵として…」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
【君に金メダル】4回からブルペンで準備していた報徳学園・間木歩の出番は7回にやってきた。今朝丸が4連打で3点差に広げられ、なおも2死一、二塁の場面。4球で空振り三振を奪い、ピンチを断った。裏の攻撃で好機に打順が回って代打と交代。今朝丸との二枚看板で2年連続の春準Vに導いた前主将の最後の夏は、4球で終わった。
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