東都リーグでは駒澤大学も練習納めを行った。来年のドラフト上位候補外野手・江越大賀選手は正月を返上して練習をする。
ドラフト上位候補
江越大賀選手は180cmの外野手で、代表候補合宿では九里亜蓮選手からバックスクリーンにホームランを叩き込むなど長打力が魅力の選手。思い切りの良いスイングから放たれる打球は飛距離もものすごく、今秋のリーグ戦でも3本塁打を放つなど、リーグ通算9本の長打力を見せている。また50m6.0秒の足もある選手で、日米大学野球メンバーとしても活躍した。
同じく駒沢大のスラッガーとして注目され、2012年に横浜DeNAから1位指名された白崎浩之選手と同じくらいの評価をされている。遊撃手だった白崎選手に比べると外野手という事で評価は上がりにくく、秋も三振14で三振王となり確実性が課題とされている。しかし、プロでも主軸を打てると評価されており、ドラフト上位候補として名前が挙がる。
リーグ最下位の悔しさ
しかし今年はチームがリーグ最下位に沈み入れ替え戦を経験した。江越選手は「この経験を糧に、3割打ちたい」と話す。ホームランは自己最多となったものの、打率は.279に終わった。これまでも打率は2割半ばで、4年生となる来年は主軸としてチームを勝たせる打撃が求められるようになる。「帰ってもほとんど練習」と実家の長崎に帰っても練習を続けるようだ。
確かに打率を残せる選手になってほしいが、思い切りの良いホームラン狙いの江越選手も魅力の一つだ。当てるバッティングにならずにフルスイングを続けながら確実性も上げる事ができれば、ドラフト上位指名確実となりそうだ。
また、駒大も東京都世田谷区のグラウンドで練習納めを行い、今秋リーグ戦で3本塁打した江越は「来年は大事な場面で一本打てるように、練習から意識を変えていく」と、ラストイヤーに目を向けた。
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