立命館大・榮枝裕貴捕手は寮で再開待つ、スカウト「炭谷のようなタイプ」

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立命館大の捕手・榮枝裕貴選手の評価が高い。実家には戻らずに寮でリーグ再開を待っている。

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プロ注目

榮枝裕貴選手は179cm80kgの捕手で、遠投110mの強肩でセカンドまでの送球は1.8秒台を記録する。また50m6.1秒と足もあり、身体能力の高い選手。

しかし、リーグ戦では1年生の秋から主に代打として出場し、昨年も強打で4番を任せられた大本拓海捕手がいたため、試合終盤に代わってマスクを被るような形の出場にとどまっており、昨年秋も8試合の出場で13打数4安打、リーグ3年間でも40打数と多くない。

大本選手が卒業し、この春のオープン戦では榮枝選手の強肩にプロのスカウトも注目した。在版球団のスカウトは「炭谷のようなタイプ」と評価しており、阪神がマークを続けている。打撃でも40打数で16安打、打率.400と、多くないながらも高い打率でヒットを打っており、今年は4年生として正捕手、そして打撃でどんな結果を残すのか注目されていた。

少ないチャンスを確実に

春のオープン戦で好調さをプロのスカウトにアピールしていたが、新型コロナウイルスの影響で春のリーグ戦でのアピールは難しくなった。しかし、これまでも少ない出場機会で結果を出しており、「勝負強さというか、少ないチャンスをモノにできるような、目に見えない能力を試されると思うようにしています。短期間でどれだけ、自分の持っている力を出し切れるか」と、少ない機会でも確実に結果を出したいと話す。

榮枝選手は、実家のある高知には帰らず、寮にとどまることを選択した。「寮生は全員で40人ですが、半分以上は帰省したと思います」と話すが、「帰るにも移動のリスクがありますし、練習環境を考えれば、こちらの方が整っているかなと思ったので。」と寮で練習を続けることを選択し、「ランニングして、キャッチボール、ティーやマシン打撃。たまにブルペンで投球を受けたり。他の大学よりは恵まれている面もありますが、それでも練習時間は2時間くらい。密になることなく、2人一組で基礎体力を落とさないように練習しています」と練習を続ける。

「早く、野球がしたくてウズウズしています。でも反面、不安で不安で。このまま1年が終わってしまうのではないかと」と不安も口にするが、リーグ戦再開のために、「部屋ではYouTubeで野球の動画を見たりするだけで、外出も全くしていませんね。自分が感染するのが怖いということもありますが、人に感染させることもあってはならない。自覚というか、自分だけの問題ではないですから」と、自ら感染を拡大させない行動を示している。

見えない敵との戦いを制し、寮から感染者を一人も出すことなく今月を迎えれば、先が見えてくるのではないかと思う。リーグ戦が再開した時、榮枝捕手のプレーはさらに評価を上げ、プロのスカウトのコメントも増えてくるのではないかと思う。

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二塁送球タイムは最速1・8秒台。身体能力が高く、在阪スカウトからは「炭谷(巨人)のようなタイプ」と評価される。プロの門を叩き、偉大な大学の先輩・古田敦也氏を追うためにも、評価を秋までに絶対的なものにする必要があるが、その障壁となるのが試合数の減少だ。春季リーグは現状、最大5試合の予定だけに必然的にアピールの場は減る。

「それも不安ですね。勝負強さというか、少ないチャンスをモノにできるような、目に見えない能力を試されると思うようにしています。短期間でどれだけ、自分の持っている力を出し切れるか」

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