田中、佐々木、柳、加藤、ドラフト1位選手が続々実戦登板

柳裕也, 加藤拓也, 佐々木千隼, 田中正義

昨年のドラフト会議で即戦力としてドラフト1位で指名された投手たちが、実戦登板で徐々に実力を示し始めている。

即戦力ドラフト1位ルーキー投手

ドラフト1位で5球団競合の福岡ソフトバンク・田中正義投手はこの日、紅白戦で2回を投げて1安打1失点、結果としてはまずまずだが、インコースへの148キロの速球や外角低めで空振りを奪ったフォークなど、納得のいく球が増え始め、「納得のいく手応えがあった」と話した。

ただし牽制は2度とも高く浮き、また盗塁を許すなど、フィールディングを含めた動きは、まだ不安も見せた。「できたこととできなかったことがあった」と話す。しかし「次はもっと良くなると思う」と話し前を向いた。

一方、2度目の入札ながら5球団が指名重複した千葉ロッテの佐々木千隼投手はこの日、初となる紅白戦に登板し、ストレートは148キロを記録、2回をノーヒット無失点に抑えた。コントロールにやや苦しみ、また「プロはあまり空振りしないし、狙ったところでファウルが取れない」と話し、カウントを悪くする場面が多かった。それでも得意のシンカーを使い3三振を奪うなど、引き出しの大さを見せた。伊東監督も「最初としてはまずまず」と話した。

ドラフト会議で2球団が競合した中日の柳裕也投手は、東北楽天との練習試合で1回を投げノーヒット、最速は142キロだが変化球もまとまり13球で三者凡退に抑えた。「まだ全部は出し切れていないけど、一歩ずつ前にすすんでいる」と話した。

東京六大学で柳のライバルだった広島のドラフト1位・加藤拓也投手は、この日も紅白戦で2回を1安打無失点、持ち前の強い球だけでなく、もう一つの武器であるクレバーさで、フォークボールを使い鈴木誠也選手から三振を奪った。前回の14日の紅白戦でも2回ノーヒットに抑えており、緒方監督も「投げるたびによくなっている。こういう風に状態が上がってくるところを見ると、先発枠で使いたいね」と話し、先発候補として考えていることを明らかにした。

さすがのドラフト1位投手たち、実戦で徐々にペースを上げており、この日の4人が全員開幕1軍入りになる可能性は高いと思う。

2017年ルーキーの活躍・成績一覧

2回無安打無失点。昨秋ドラフトで「外れ1位」として、史上最多5球団が競合した右腕は「あまり空振りを取れないし、際どいところに投げてもファウルになるところがアマと違った」と振り返ったが、楽天の関口伊織スコアラーは「シンカーはしっかり制球できる。直球が駄目でもシンカーで勝負できる。全てがはまった時は怖い」とシンカーの精度の高さに舌を巻いた。


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