明治大・上原健太投手が5回4安打4奪三振無失点、巨人が評価

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 明治大はドラフト1位候補左腕の上原健太投手が先発すると、最速145km/hの速球とフォークボールで、5回4奪三振無失点と好投を見せた。

出遅れから復活

 上原健太投手は191cmの規格外の左腕投手として注目されていたが、今年3月に左手人差し指を切り、調整が遅れていた。シーズンに入り、東大戦2回戦で先発して5回を3安打8奪三振で無失点に抑えると、この日の慶大2回戦に登板し、5回を4安打4奪三振無失点に抑えている。

 昨年までのようにコツコツと抑えていくピッチングで、上原投手のピッチングスタイルには戻っているように見える。ただし、持っているポテンシャルから期待したような、1戦目の先発として少なくとも7回位を完璧に抑えるようなピッチングは見られておらず、良くも悪くも昨年から変わってない感じのようだ。

 

巨人スカウト絶賛

 しかし上原投手のピッチングは結果だけでは測り知れない所がある。この日は日米12球団のスカウトが視察をしているが、巨人の山下スカウト部長は「スケールは一番大きい。あとは球威が戻れば、完璧でしょう」と高い評価をしている。

 先発で2ケタ奪三振を奪って完封するようなタイプではなく、長身から投げおろす球は打者に恐怖を与え、ボテボテのゴロを打たせるような投球が持ち味で、投球結果以上に凄さを感じさせる。

 今季はこれからどんな場面で登板するようになるか、そしてプロ入り後はどんな場面で登板する投手になるのか、注目してゆきたい。

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  ドラフト1位候補に挙げる巨人の山下スカウト部長も「スケールは一番大きい。あとは球威が戻れば、完璧でしょう」と太鼓判。

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
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